- 仙台文学館ゼミナール2017
深い言葉の世界を追究し、知的刺激と発見をめざす「仙台文学館ゼミナール」。
日々の暮らしのなかで文学や言葉に関心を持つ方々にむけて、成熟した読書と表現を究めるカリキュラムをお届けします。
(会場はすべて仙台文学館2F講習室)
■■近代文学を読み解くコース■■ |
□太宰治『斜陽』を読む□ | ―「人間は恋と革命のために生れて来たのだ」― 戦後すぐのベストセラーとなった『斜陽』は太宰の代表作の一つです。 本講座では、『斜陽』で描き出された「恋と革命」や女性像について、太田静子の日記(『斜陽日記』)との比較や聖書との関わりなどいくつかの視点をたてて検討し、作品の魅力に迫ります。
日程:9/10・10/29・11/12・11/26・12/10(各日曜日・全5回) 時間:10:30〜12:00 講師:高橋秀太郎(東北工業大学准教授) 定員:80人 受講料:1回500円 締切:8/10(木)必着 テキスト:『斜陽 他一篇』(岩波文庫) |
□正岡子規の「写生文」を読みなおす□ | 第一高等中学校の同級生であった夏目漱石と正岡子規。 漱石は子規を自らの俳句の宗匠として、句作を手紙とともに子規に送り、子規は漱石の俳句を添削批評し、自らが発行する『ホトトギス』に掲載しました。 作者と読者の立場を相互に往還する、二人のこうした文学的友情が、近代日本語の表現にどのように影響したかを、現在残された書簡や作品を通して読み解きます。
講師:小森陽一(東京大学大学院教授) 日程:9/17・10/1・11/12・11/26・12/17(各日曜日・全5回) 時間:13:30〜15:00 定員:80人 受講料:1回500円 締切:8/17(木)必着 テキスト:『子規と漱石 友情が育んだ写実の近代』(集英社新書)※その他必要に応じて資料を配布します。 |
◇◇お申込みについて◇◇
■往復はがきに、住所・氏名・電話番号・ファックス番号、希望する講座を記入の上、仙台文学館にお送りください。はがき1枚につき、1人、1講座の申込みとします。複数の講座にご参加の希望の方は、それぞれにお申込みください。
■締切りは各講座それぞれとなっておりますので、ご注意ください。
■カリキュラムは、全回参加して1講座が終了するように組んでありますので、基本的に各講座とも毎回ご参加ください。
■申込みが定員を超える場合は抽選となります。なお余裕のある場合は締切り後も受付けますので、お問い合わせください。
■返信は、締切後にお送りします(先着順ではありません。)
※いただいた個人情報はゼミナールに関するご連絡以外には使用しません。