基本情報 †

No.015 | 名前 |
 | 北原白秋 (きたはら はくしゅう) |
誕生日 | 派閥 |
1月25日 | 北原一門 |
レアリティ | 精神 | 武器 | 文学傾向 |
銀 | 普通 | 銃 / 弓 | 詩歌 |
ステータス (初期値) |
技術 | 天才 | 美 | 主題 | 真実 |
49 | 48 | 47 | 40 | 40 |
代表作 |
邪宗門、桐の花、白金の独楽 |
趣味嗜好 |
様々な表現の吸収 |
人物紹介 |
「言葉の一つ一つはすべてが生ける言霊であり、生物なのだよ」
詩だけでなく歌や作詞も難なくこなす俊才。 その多彩な才能を慕って集まった弟子も多いが、本人は無関心を決め込んでいるようだ。 批判されたり命令されることが嫌いで、本人曰く己の美的感覚を批判するものは許せないとのこと。 その尊大ともとれる態度とは裏腹に非常な努力家で、一番であるための努力は厭わない。 |
ステータス参考値 †

Lv1 | 128/128/19 |
Lv60+開花38 | 296/296/131 |
Lv60+開花38+指環60 | 321/321/148 |
Lv60+開花38+指環60×2 | 346/346/164 |
※詳細は文豪の初期値と強化方法参照
全身画像 †

通常 | 潜書 |
 |  |
潜書 |
 |
耗弱 |
 |
衣装6「お茶会風衣装」 限定召装「甘美ナ茶会」で入手
衣装10「バーテンダー衣装」 限定召装「仲冬の酒祝ひ」で入手
衣装17「文豪風和装(★2)」 限定召装「ひまわりと月見草」で入手 ※同名の衣装が存在するがレアリティが異なる。こちらは「★2衣装」。
衣装20「文豪風和装(新★3)」 限定召装「進め!大作家への道」で入手 ※同名の衣装が存在するがレアリティが異なる。こちらは「新★3衣装」。
回想 †

回想数:17[有碍書:08 散策:01 食堂:02 誕生日:05 特別:01]
- カテゴリ別・図鑑順(回想内容はヘッダのリンク先で閲覧できます)
- 誕生日(1/25)
タイトル | 内容 | 実装年 |
誕生日 | そう、実は今日が僕の誕生日なのだよ 覚えていてくれたとは感心だね、見直したよ | 2017 |
誕生日二 | 今日は僕の誕生日なのだよ こんなに大きなケーキを用意してくれるなんて感心だね、ありがとう | 2020 |
誕生日三 | 僕の誕生日、祝ってくれるというんだね、ありがとう もしかしてケーキの中には果物がいっぱい入っているのかい? 食べるのが楽しみなのだよ | 2021 |
誕生日四 | これは美味しそうなケーキだ。たくさん果物がのっているのが良いね 弟子や友人達を招いて、皆で頂くとするよ。ありがとう ※ボイス無 | 2022 |
誕生日五 | 僕は少人数で静かに飲むのを好む方なのだけれどね 毎年この日だけは、賑やかに過ごすことにしているんだ さあ、君もこの輪に加わってくれたまえ ※ボイス無 | 2023 |
- 誕生日特別回想(1/25)※ボイス無 【有償(2000帝国券)】
- 有碍書
回想の内容は、有碍書名のリンクから確認できます。
手紙 †

差出人 | 内容 |
萩原朔太郎 一 | 北原白秋様へ
あんまりにも眠れないので机に向かってこの手紙を書いています こんな月の出ない暗い夜はあまりに孤独で死んでしまいたくなります 先生の顔を見られないこと、とてもさみしいです 最近できた詩をいくつか一緒に送るので見て下さい
萩原朔太郎 |
萩原朔太郎 二 | 北原白秋様へ
白秋先生、最近はずっとあの時のことばかり思い出します あの時僕は図書館で本を読んでいただけなのに、気づいたら本棚がせり上がってきて邪魔してきたんです 今僕が本の下敷きにならずに生きているのは白秋先生が見つけてくれてたおかげです 本当に嬉しくて飛び上がりそうでした
萩原朔太郎 |
宮沢賢治 | 北原白秋様へ
白秋さん、この間はとても楽しい歌を教えてくれてありがとう 白秋さんのお歌は歌っているととっても元気がわいてきます お礼にリンゴをどうぞ、僕の気持ちです、よかったら食べてください
宮沢賢治 |
島崎藤村 | 北原白秋様へ
取材への協力ありがとう 君はああ言っていたけど、僕はむしろ詩歌で名を挙げた君がうらやましいよ ともかく君は褒め上手だね、さすが国民詩人だ
島崎藤村 |
志賀直哉 | 北原白秋様へ
お前のそういったところは生まれ変わっても相変わらずだな、 知ってるか、今風に言うとゴーイングマイウェイって言うらしいぞ 一応これは褒め言葉だから、怒らずに有難く受け取ってくれ
志賀直哉 |
ボイス (CV:花江夏樹) †

場面 | ボイス | 図鑑 |
ゲーム起動 | 時は逝く。何時しらず、柔かに陰影(かげ)してぞゆく | ログイン |
出迎え | どんな仕事でも、僕が完璧にこなしてみせるのだよ | - |
出迎え (連続ログイン) | 昨日やり残した仕事? 君が来る前に僕が片付けておいたのだよ | - |
有碍書初回浄化 (1冊目) | 僕は北原白秋。詩とか、童話とかで結構有名なのだよ。もちろん知っているだろう? | 有魂書一 |
有碍書初回浄化 (2冊目以降) | 僕は北原白秋。詩とか、童謡で結構有名なのだよ。当然知っているね? | 有魂書二 |
図書館 | 詩、短歌、童謡、歌謡……なんでも作れるさ。僕は、国民詩人だからね | 図書館一 |
言霊をとらえる……それは、誰にでも出来ることではないのだよ | 図書館二 |
図書館(放置) | 火の元には気を付けたまえよ、僕からのアドバイスだ | 図書館三 |
図書館 (「声」マス開放) | 犀星くんはなかなかできるよ、真純なセンチメンタリストだけどね | - |
図書館 (季節限定) | 春 | 春の鳥な鳴きそ鳴きそあかあかと 外(と)の面(も)の草に日の入る夕(ゆうべ) | - |
夏 | 雨の日に子供達は歌うのだよ、ぴちぴちちゃぷちゃぷらんらんらん | - |
秋 | 秋は流行(はやり)の細巻の 黒の蝙蝠傘(こうもり)さしてゆく | - |
冬 | 君かへす朝の舗石(しきいし)さくさくと 雪よ林檎の香のごとくふれ | - |
正月 | 明けましておめでとう。今年も、良い一年になることを願うよ | - |
司書室 | 言葉の一つ一つはすべてが生ける言霊であり、生物なのだよ | 司書室一 |
朔太郎くんは大丈夫かなぁ、僕の助けは必要としないだろうけど | 司書室二 |
助手変更 | 僕を使おうというのかい? ……いい度胸じゃないか | 司書室三 |
衣装変更 | どんなものを着ようとも、僕ならば似合うだろう? | 司書室四 |
研究 | ほら、仕事の成果だよ | 研究一 |
購買 | 僕にも何か買ってくれるんだろうねぇ | 購買一 |
手紙 | また誰か、新しい詩を送ってきたのかなぁ | 手紙 |
会派編成 | 僕を失望させないでくれたまえよ | 結成一 |
有装書潜書開始 | 行ってくる、火の元には注意するのだよ? | 有魂書四 |
有装(魂)書潜書完了 (助手時) | 長々と待たせてくれたね | 有魂書三 |
文豪ノ途 | ここに、全てが詰まっているというのかい? | 開花一 |
文豪ノ途 (能力開放時) | 僕はまだまだ強くなる、安心したまえ | 開花二 |
散策・信頼度 | 詳細はこちら | - |
ボイス | 図鑑 |
ほう……一年か……時は早いものだね | 一周年 |
これからも、たゆまぬ努力が必要だね。忘れないように | 二周年 |
騒がしいと思ったら、三周年だそうだね……。随分と長い時間、共にいたのだな | 三周年 |
皆で祝いの席を設けているのだよ。早く彼方に行こうか | 四周年 |
場面 | ボイス | 図鑑 |
出撃 (会派筆頭) | 僕が行くからには、何も問題はないのだよ | 有碍書一 |
会敵 | 僕達が心血注いで作った世界を、穢すなんて…… | 有碍書四 |
最終マス到達 | さあ、どちらが上か、証明してやろう | 有碍書三 |
攻撃 | ほらっ | - |
とっとと消えてもらうよ | - |
攻撃(指環装備) (反転) | 僕に任せたまえよ | 指環弓 |
攻撃(急所) | 君はこういうのがお好みかい? | 有碍書五 |
攻撃(耗弱・喪失) | 何もかもが燃え尽きていく…… | - |
負傷 | くっ…… | - |
僕を怒らせたね | - |
負傷(耗弱・喪失) | ううっ…… | - |
耗弱 | これじゃ、弟子達に顔向けできないな…… | 有碍書六 |
喪失 | 僕を嵌めてくれたね。絶対に許さないよ | 有碍書七 |
双筆神髄(通常) | 君ならできるさ | 有碍書十 |
双筆神髄(特殊) | 室生犀星、若山牧水、高村光太郎 石川啄木、三木露風と発生(詳細はこちら) | - |
双筆神髄(耗弱) | はぁ……とっとと終わらせよう | - |
筆殺奥義 | 僕を批判する奴は許さない! | - |
ウェーブ進行 (浄化完了) | 失礼ながら、僕の方がずっと上だったようだね | 有碍書八 |
MVP | 当然だよ。誰を相手にしていると思っているんだい? | 有碍書九 |
帰還 (会派筆頭) | 任務完了なのだよ | 図書館四 |
※覚醒ノ指環獲得後に、図鑑に覚醒の姿のボイス項目が追加される
場面 | ボイス | 図鑑 |
指環獲得 | この道はいつか来た道……だが、新たな境地に至る道筋だったよ | 有魂書一 |
図書館 | 僕の辞書に載っていない言葉は無い。どんな言葉も僕のものなのだよ | 図書館一 |
啄木が頑張っているのを見ると、こちらも頑張らねば、と思えてくるねえ | 図書館二 |
犀星くんと朔太郎くんはこれからも伸びて行くだろう。すくすくと、竹のようにね | 図書館三 |
図書館 (「声」マス解放) | 時は逝く、赤き蒸気の船腹の過ぎゆくごとく。しみじみ、そう思うよ | - |
司書室 | 君も人の上に立つ器を得たようだね。見違えたものだ | 司書室一 |
僕は北原白秋だ。どんな時も北原白秋として言葉に向かい合うよ | 司書室二 |
助手・衣装変更 (覚醒の姿選択) | この服を纏うからには、相応の事をしないとね | 司書室三 |
研究 | 君の仕事ぶりを見せてくれたまえよ | 研究一 |
購買 | たまには別の銘柄にするとしようかな | 購買一 |
手紙 | また誰かが作品を寄越したみたいだね | 手紙 |
会派編成 | この僕をご指名かい | 結成一 |
有装書潜書開始 | 見つけようじゃないか。愛おしき夢の切れ端を…… | 有魂書三 |
有装(魂)書潜書完了 (助手時) | 時は満ちたよ | 有魂書ニ |
散策・信頼度 | 詳細はこちら | - |
※覚醒ノ指環獲得後に、図鑑に覚醒の姿のボイス項目が追加される
場面 | ボイス | 図鑑 |
出撃 (会派筆頭) | 言の葉を蝕む者が、許されることはない | 有碍書一 |
会敵 | さあ、掃除の時間だ | 有碍書三 |
最終マス到達 | 随分と楽しそうじゃないか | 有碍書ニ |
攻撃 | ほらっ! | - |
それじゃ聞こえないよ! | - |
攻撃(急所) | 手本を見せて上げようか……! | 有碍書四 |
負傷 | んっ……! | - |
その程度か……! | - |
耗弱 | 吐き気がする不協和音だねえ……不快だよ | 有碍書五 |
双筆神髄 | 君の奏でる旋律、聴かせてもらおうか | 有碍書八 |
筆殺奥義 | これがご所望なのだろう……! | - |
ウェーブ進行 (浄化完了) | 言葉は鋭利な刃になるよ、理解しただろう | 有碍書六 |
MVP | ふふっ、どうということはないのだよ | 有碍書七 |
帰還 (会派筆頭) | ただいまの歌でも歌おうか | 図書館四 |
場面 | ボイス | 図鑑 |
補修(通常) | ちょっと一服してくるよ | 補修一 |
食事 | ありがとう。果物もあればもっと元気になれるかも | 食堂一 |
アイテム入手 | ちょっとコツを掴めば、簡単なのだよ | 有碍書二 |
絶筆(反転) | 弟子たちを、頼む、よ…… | 絶筆 |
有魂書潜書 (招魂の栞汎用) | 心配せずとも、君の努力は僕も知っているよ それに、この僕が協力しているのだからね。諦めなければきっとうまくいくさ ※ボイス無 | - |
場面 | ボイス | 図鑑 |
助手変更・結成・ 研究・購買・食堂 | | - |
はぁ… | - |
図書館 | 全く不愉快だよ、あんな馬鹿共にやられるなんて | 負傷一 |
嫌な気持ちにしてくれるね、僕は完璧であらねばならないのに | 負傷二 |
司書室 | 例え世間が何と言おうとも、僕は自分を曲げるつもりはないよ | 負傷三 |
なんなんだ、戦意高揚の為の詩でも書けばいいのかい | 負傷四 |
補修 | 少々ヒステリーな表情を見せてしまったね…… | 補修二 |
参加イベント †

ゲームにおいて †

- 胸元に月を象ったような金色の装飾品をつけている。この装飾品はほかに高村光太郎や石川啄木、吉井勇もつけている。
- 図鑑上の派閥は北原一門であるが、明星にも関係しているからだと思われる。
- 手にしている本の意匠は、『白秋小唄集』(アルス/大正8年初版)の装丁を元にしていると思われる。
- 2019年6月21日に限定召装 蓮池ノ歌会で指環が実装された。装備させると武器種が弓になる。
- 2023年3月20日に覚醒ノ指環が実装された。
元ネタ †

1885年(明治18年)1月25日 - 1942年(昭和17年)11月2日
- 詩人、歌人。明治、大正、昭和における詩、短歌、童謡、歌謡、民謡など幅広い領域で活躍し、国民詩人として親しまれた。
生涯に数多くの詩歌を残し、今なお歌い継がれる童謡を数多く発表し活躍した時代は「白露時代」と呼ばれ、三木露風と並び評される近代日本を代表する詩人である。
- 鈴木三重吉の勧めにより、児童雑誌『赤い鳥』の童謡、児童詩欄を担当。優れた童謡作品を次々と発表した。「あめふり」「ゆりかごのうた」「この道」などの広く知られている作品を残している。
- 愛煙家であり、敷島を日に1ダースも吸ったといい、また1日200本を「最初が美味いから」と3分の1吸っては捨てていたらしい。
友人たちに「自分の詩は煙草の煙から生まれる」とも語っており、「たばこの歌」という詩も書いている。
- 台詞の元ネタについて
- ログインボイスの「時は逝く。何時しらず、柔かに陰影(かげ)してぞゆく」は、詩集『思ひ出 抒情小曲集』内の「時は逝く」から。
- 同詩集の「わが生ひたち」の冒頭に同じ一節が置かれているが、表記は微妙に異なり「…………時は逝く、何時しらず柔らかに影してぞゆく、」となっている。
- 図書館(「声」マス開放)の「犀星くんはなかなかできるよ、真純なセンチメンタリストだけどね」は、北原白秋が室生犀星の『抒情小曲集』に寄せた序「君はまた自然の儘で、稚い、それでも銀の柔毛(にこげ)を持つた栗の若葉のやうに真純な、感傷家(センチメンタリスト)であつた。」から。
- 春季限定の「春の鳥な鳴きそ鳴きそあかあかと 外(と)の面(も)の草に日の入る夕(ゆうべ)」は、歌集『桐の花』内の「銀笛哀慕調」から。
- 夏季限定の「雨の日に子供達は歌うのだよ、ぴちぴちちゃぷちゃぷらんらんらん」は、童謡『雨ふり』の歌詞から。
- 秋季限定の「秋は流行(はやり)の細巻の 黒の蝙蝠傘(こうもり)さしてゆく」は、詩集『東京景物詩及其他』内の「秋」の一節から。
- 冬季限定の「君かへす朝の舗石(しきいし)さくさくと 雪よ林檎の香のごとくふれ」は、歌集『桐の花』内の「春を待つ間」から。
- 放置ボイスの「火の元には気を付けたまえよ、僕からのアドバイスだ」や有魂書潜書開始の「行ってくる、火の元には注意するのだよ?」は明治34年に大火によって北原家の酒蔵が全焼した事から。
- 潜書時喪失の「僕を嵌めてくれたね。絶対に許さないよ」は、北原白秋が姦通罪で告訴された事件が元か。金銭目的の告訴であったともされる。
- 司書室の「なんなんだ、戦意高揚の為の詩でも書けばいいのかい」と「例え世間が何と言おうとも、僕は自分を曲げるつもりはないよ」は、大東亜戦争中に軍歌を作詞したり一般公募された戦時歌謡の選考委員を務めていたりしたことからか。
...
- 萩原朔太郎は北原白秋の雑誌『朱欒(ザムボア)』に詩を発表したことで詩人となった。
また二人の親交は厚く、萩原朔太郎から北原白秋へ宛てた手紙が多く残っている。
...
- 北原白秋と若山牧水は明治37年に早稲田大学に入学し、当時号を「射水(しゃすい)」としていた白秋と若山牧水、中林蘇水の三人で「早稲田の三水」と呼ばれていた。
...
- 回想内の「またパンの会を開かないか?」は文学と美術の交流を図って芸術家が語らう場所が欲しいと、セーヌ川に見立てた隅田河畔の西洋料理店で開かれた会合のことから。
- 木下杢太郎の『パンの会の回想』には「日本にはカフエエといふものがなく、随つてカフエエ情調などといふものがないが、さういふものを一つ興して見ようぢやないかといふのが話のもとであつた。当時我々は印象派に関する画論や、歴史を好んで読み、又一方からは、上田敏氏が活動せられた時代で、その翻訳などからの影響で、巴里の美術家や詩人などの生活を空想し、そのまねをして見たかつたのだつた。 是れと同時に浮世絵などを通じ、江戸趣味がしきりに我々の心を動かした。で畢竟パンの会は、江戸情調的異国情調的憧憬の産物であつたのである。」とある。
- 北原白秋をはじめ、高村光太郎、永井荷風、谷崎潤一郎らが参加しており、反自然主義、耽美主義、浪漫主義の芸術家たちがそろっていた。
- 会の名称になっている「パン」とはギリシャ神話の牧神であり、享楽の神である。
...
- 回想内の「君の書く字の事さ どうも君くらい原稿の字の拙(つたな)い男はない あて字だらけでみみずの赤ん坊のようでまるで読めなかったよ」と「字は字になってはいないが、詩は詩になっていたからね 故郷の郷も碌(ろく)に書けないくせにね」は、室生犀星の『我が愛する詩人の伝記』の「酒席ではあったが白秋はひときは真面目な顔附で、どうも君くらゐ原稿の字の拙い男はない、あて字だらけでみみずの赤ん坊のやうでまるで読めなかつたと彼は微笑つて言つた。では何故掲せたのだときくと、字は字になつてゐないが詩は詩になつてゐたからだ、故郷の郷といふ字も碌にかけない男だと、彼は妙な愛情で私の字の拙いことを心から罵つてくれた。」から。
- 同回想内の「イヤだよ、犀星くんや朔太郎くんは僕の弟子と言っているけど〜」との弟子についての言及は、室生犀星の『我が愛する詩人の伝記』の「白秋も生前にはこの二人(朔太郎と犀星)を弟子なんぞと言うには、息子が大きくなりすぎているのであれはあれの好き勝手にさせて置けばいいんだよ、と弟子とは呼んでくれなかった。」からか。
...
- 萩原朔太郎は、詩論『三木露風一派の詩を追放せよ』で三木露風とその一派の神秘主義・観念的象徴主義を徹底的に批判している。
- 1909年(明治42年)に白秋が『邪宗門』、露風が『廃園』を出版したことで詩壇で注目され、二人は当時の代表的詩人として「白露時代」と並び称されることになった。
...
- 児童雑誌『赤い鳥』に掲載された童謡には当初、曲(旋律)は付いていなかった。童謡に作曲を、と提案した三重吉に対して、白秋は「誰の作曲も関心しません。」「今の音楽家は案外日本人としての日本の童謡の真生命を知ってゐないやうな気がします。」と反対し、作曲に適する童謡とそうでないものがあるとして注意を促している。(大正9年1月23日付 鈴木三重吉宛白秋書簡より)
また『赤い鳥』で子どもに短歌を作らせてはどうか、という提案に対して白秋は「子供は子供に自由なリズムがあります。そのリズムに従って自由に謡はせたいものです。」と述べている。
- 1933年(昭和8年)4月、三重吉は『赤い鳥』内の白秋選の童謡・児童詩欄を廃止し、二人は絶縁状態となっている。酒の諍いが元、白秋が原稿をよく遅刻したため、二人の文学・児童教育に対しての価値観の相違から来る衝突など様々な憶測があるが詳細は不明。白秋は「『赤い鳥』との絶縁」で経緯を記し「性格の相違から来たもの」と述べている。
...
- 回想内の「犀はキレると椅子を振り回したりで手を付けられなくなるんです……」は、いわゆる「中央亭騒動事件」から。
- 1926(大正15)年5月11日、詩人たちの会合において、萩原朔太郎が岡本潤に難癖をつけられ口論となっているのを暴行されていると勘違いした室生が、椅子を振り回して助太刀に向かった、というエピソードである。
なお後日、これを知った芥川が「敬愛する室生犀星よ 椅子をふりまはせ 椅子をふりまはせ」と室生へ手紙を出しており、こちらもゲーム内で芥川から室生への手紙の下敷きになっている。
...
- 回想内の「白秋先生、どうして返事をくれないんですか……何度も何度も書いたのに……返事をくださいって」は、萩原朔太郎は北原白秋に対し頻繁にかなり熱烈な手紙を送っていたが、一方で北原からの返事はそう来なかったというエピソードからと思われる。
...
- 北原白秋の作品の中にはカステラがよく登場する。
- 『桐の花とカステラ』には「私にはそのばさばさしてどこか手さはりの渋いカステラがかかる場合何より好ましく味はれるのである。粉つぽい新らしさ、タツチのフレツシユな印象、実際触つて見ても懐かしいではないか。」としている。
- また、『思ひ出』には「カステラ」と題された詩もある。
...
- 手紙内の「リンゴ」だが、北原白秋の作品には「林檎」がよく登場する。
- 「君かへす朝の舗石(しきいし)さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ」という短歌が有名である。
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