基本情報 Edit

No.015名前
北原白秋北原白秋
(きたはら はくしゅう)
誕生日派閥
1月25日北原一門
レアリティ精神武器文学傾向
普通 / 弓詩歌
ステータス (初期値)
技術天才主題真実
4948474040
代表作
邪宗門、桐の花、白金の独楽
趣味嗜好
様々な表現の吸収
人物紹介
「言葉の一つ一つはすべてが生ける言霊であり、生物なのだよ」

詩だけでなく歌や作詞も難なくこなす俊才。
その多彩な才能を慕って集まった弟子も多いが、本人は無関心を決め込んでいるようだ。
批判されたり命令されることが嫌いで、本人曰く己の美的感覚を批判するものは許せないとのこと。
その尊大ともとれる態度とは裏腹に非常な努力家で、一番であるための努力は厭わない。

ステータス参考値 Edit

攻撃/防御/回避
Lv1128/128/19
Lv60+開花38296/296/131
Lv60+開花38+指環50306/306/138

※詳細は文豪の初期値と強化方法参照

全身画像 Edit

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※ネタバレ注意

回想 Edit

回想数:17[有碍書:08 散策:01 食堂:02 誕生日:05 特別:01]

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クリックで回想一覧が開きます

手紙 Edit

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クリックで手紙一覧が開きます ※ネタバレ注意

ボイス (CV:花江夏樹) Edit

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クリックでセリフ一覧が開きます ※ネタバレ注意

参加イベント Edit

ゲームにおいて Edit

  • 胸元に月を象ったような金色の装飾品をつけている。この装飾品はほかに高村光太郎石川啄木吉井勇もつけている。
    • 図鑑上の派閥は北原一門であるが、明星にも関係しているからだと思われる。
  • 手にしている本の意匠は、『白秋小唄集』(アルス/大正8年初版)の装丁を元にしていると思われる。
  • 2019年6月21日に限定召装 蓮池ノ歌会で指環が実装された。装備させると武器種が弓になる。

元ネタ Edit

1885年(明治18年)1月25日 - 1942年(昭和17年)11月2日

  • 詩人、歌人。明治、大正、昭和における詩、短歌、童謡、歌謡、民謡など幅広い領域で活躍し、国民詩人として親しまれた。
    生涯に数多くの詩歌を残し、今なお歌い継がれる童謡を数多く発表し活躍した時代は「白露時代」と呼ばれ、三木露風と並び評される近代日本を代表する詩人である。
  • 鈴木三重吉の勧めにより、児童雑誌『赤い鳥』の童謡、児童詩欄を担当。優れた童謡作品を次々と発表した。「あめふり」「ゆりかごのうた」「この道」などの広く知られている作品を残している。
  • 愛煙家であり、敷島を日に1ダースも吸ったといい、また1日200本を「最初が美味いから」と3分の1吸っては捨てていたらしい。
    友人たちに「自分の詩は煙草の煙から生まれる」とも語っており、「たばこの歌」という詩も書いている。
     
  • 台詞の元ネタについて
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    ネタバレ注意

  • ログインボイスの「時は逝く。何時しらず、柔かに陰影(かげ)してぞゆく」は、詩集『思ひ出 抒情小曲集』内の「時は逝く」から。
    • 同詩集の「わが生ひたち」の冒頭に同じ一節が置かれているが、表記は微妙に異なり「…………時は逝く、何時しらず柔らかに影してぞゆく、」となっている。
  • 図書館(「声」マス開放)の「犀星くんはなかなかできるよ、真純なセンチメンタリストだけどね」は、北原白秋が室生犀星の『抒情小曲集』に寄せた序「君はまた自然の儘で、稚い、それでも銀の柔毛(にこげ)を持つた栗の若葉のやうに真純な、感傷家(センチメンタリスト)であつた。」から。
  • 春季限定の「春の鳥な鳴きそ鳴きそあかあかと 外(と)の面(も)の草に日の入る夕(ゆうべ)」は、歌集『桐の花』内の「銀笛哀慕調」から。
  • 夏季限定の「雨の日に子供達は歌うのだよ、ぴちぴちちゃぷちゃぷらんらんらん」は、童謡『雨ふり』の歌詞から。
  • 秋季限定の「秋は流行(はやり)の細巻の 黒の蝙蝠傘(こうもり)さしてゆく」は、詩集『東京景物詩及其他』内の「秋」の一節から。
  • 冬季限定の「君かへす朝の舗石(しきいし)さくさくと 雪よ林檎の香のごとくふれ」は、歌集『桐の花』内の「春を待つ間」から。
  • 放置ボイスの「火の元には気を付けたまえよ、僕からのアドバイスだ」や有魂書潜書開始の「行ってくる、火の元には注意するのだよ?」は明治34年に大火によって北原家の酒蔵が全焼した事から。
  • 潜書時喪失の「僕を嵌めてくれたね。絶対に許さないよ」は、北原白秋が姦通罪で告訴された事件が元か。金銭目的の告訴であったともされる。
  • 耗弱・喪失時の台詞について
    +

    ネタバレ注意

  • 司書室の「なんなんだ、戦意高揚の為の詩でも書けばいいのかい」と「例え世間が何と言おうとも、僕は自分を曲げるつもりはないよ」は、大東亜戦争中に軍歌を作詞したり一般公募された戦時歌謡の選考委員を務めていたりしたことからか。
  • 回想の元ネタ・相手との関係について
    +

    ネタバレ注意

  • 有碍書回想「萩原と北原」
    +
    ...
  • 萩原朔太郎は北原白秋の雑誌『朱欒(ザムボア)』に詩を発表したことで詩人となった。
    また二人の親交は厚く、萩原朔太郎から北原白秋へ宛てた手紙が多く残っている。
  • 有碍書回想「北原と若山」
    +
    ...
  • 北原白秋と若山牧水は明治37年に早稲田大学に入学し、当時号を「射水(しゃすい)」としていた白秋と若山牧水、中林蘇水の三人で「早稲田の三水」と呼ばれていた。
  • 有碍書回想「北原と高村」
    +
    ...
  • 回想内の「またパンの会を開かないか?」は文学と美術の交流を図って芸術家が語らう場所が欲しいと、セーヌ川に見立てた隅田河畔の西洋料理店で開かれた会合のことから。
    • 木下杢太郎の『パンの会の回想』には「日本にはカフエエといふものがなく、随つてカフエエ情調などといふものがないが、さういふものを一つ興して見ようぢやないかといふのが話のもとであつた。当時我々は印象派に関する画論や、歴史を好んで読み、又一方からは、上田敏氏が活動せられた時代で、その翻訳などからの影響で、巴里の美術家や詩人などの生活を空想し、そのまねをして見たかつたのだつた。 是れと同時に浮世絵などを通じ、江戸趣味がしきりに我々の心を動かした。で畢竟パンの会は、江戸情調的異国情調的憧憬の産物であつたのである。」とある。
    • 北原白秋をはじめ、高村光太郎、永井荷風、谷崎潤一郎らが参加しており、反自然主義、耽美主義、浪漫主義の芸術家たちがそろっていた。
    • 会の名称になっている「パン」とはギリシャ神話の牧神であり、享楽の神である。
  • 有碍書回想「室生と北原」
    +
    ...
  • 回想内の「君の書く字の事さ どうも君くらい原稿の字の拙(つたな)い男はない あて字だらけでみみずの赤ん坊のようでまるで読めなかったよ」と「字は字になってはいないが、詩は詩になっていたからね 故郷の郷も碌(ろく)に書けないくせにね」は、室生犀星の『我が愛する詩人の伝記』の「酒席ではあったが白秋はひときは真面目な顔附で、どうも君くらゐ原稿の字の拙い男はない、あて字だらけでみみずの赤ん坊のやうでまるで読めなかつたと彼は微笑つて言つた。では何故掲せたのだときくと、字は字になつてゐないが詩は詩になつてゐたからだ、故郷の郷といふ字も碌にかけない男だと、彼は妙な愛情で私の字の拙いことを心から罵つてくれた。」から。
  • 同回想内の「イヤだよ、犀星くんや朔太郎くんは僕の弟子と言っているけど〜」との弟子についての言及は、室生犀星の『我が愛する詩人の伝記』の「白秋も生前にはこの二人(朔太郎と犀星)を弟子なんぞと言うには、息子が大きくなりすぎているのであれはあれの好き勝手にさせて置けばいいんだよ、と弟子とは呼んでくれなかった。」からか。
  • 有碍書回想「三木と北原」
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    ...
  • 萩原朔太郎は、詩論『三木露風一派の詩を追放せよ』で三木露風とその一派の神秘主義・観念的象徴主義を徹底的に批判している。
  • 1909年(明治42年)に白秋が『邪宗門』、露風が『廃園』を出版したことで詩壇で注目され、二人は当時の代表的詩人として「白露時代」と並び称されることになった。
  • 有碍書回想「鈴木と北原」
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    ...
  • 児童雑誌『赤い鳥』に掲載された童謡には当初、曲(旋律)は付いていなかった。童謡に作曲を、と提案した三重吉に対して、白秋は「誰の作曲も関心しません。」「今の音楽家は案外日本人としての日本の童謡の真生命を知ってゐないやうな気がします。」と反対し、作曲に適する童謡とそうでないものがあるとして注意を促している。(大正9年1月23日付 鈴木三重吉宛白秋書簡より)
    また『赤い鳥』で子どもに短歌を作らせてはどうか、という提案に対して白秋は「子供は子供に自由なリズムがあります。そのリズムに従って自由に謡はせたいものです。」と述べている。
  • 1933年(昭和8年)4月、三重吉は『赤い鳥』内の白秋選の童謡・児童詩欄を廃止し、二人は絶縁状態となっている。酒の諍いが元、白秋が原稿をよく遅刻したため、二人の文学・児童教育に対しての価値観の相違から来る衝突など様々な憶測があるが詳細は不明。白秋は「『赤い鳥』との絶縁」で経緯を記し「性格の相違から来たもの」と述べている。
  • 有碍書回想「北原一門」
    +
    ...
  • 回想内の「犀はキレると椅子を振り回したりで手を付けられなくなるんです……」は、いわゆる「中央亭騒動事件」から。
    • 1926(大正15)年5月11日、詩人たちの会合において、萩原朔太郎が岡本潤に難癖をつけられ口論となっているのを暴行されていると勘違いした室生が、椅子を振り回して助太刀に向かった、というエピソードである。
      なお後日、これを知った芥川が「敬愛する室生犀星よ 椅子をふりまはせ 椅子をふりまはせ」と室生へ手紙を出しており、こちらもゲーム内で芥川から室生への手紙の下敷きになっている。
  • 散策回想「直談判」(北原と萩原)
    +
    ...
  • 回想内の「白秋先生、どうして返事をくれないんですか……何度も何度も書いたのに……返事をくださいって」は、萩原朔太郎は北原白秋に対し頻繁にかなり熱烈な手紙を送っていたが、一方で北原からの返事はそう来なかったというエピソードからと思われる。
  • 食堂回想「カステラ」
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    ...
  • 北原白秋の作品の中にはカステラがよく登場する。
    • 『桐の花とカステラ』には「私にはそのばさばさしてどこか手さはりの渋いカステラがかかる場合何より好ましく味はれるのである。粉つぽい新らしさ、タツチのフレツシユな印象、実際触つて見ても懐かしいではないか。」としている。
    • また、『思ひ出』には「カステラ」と題された詩もある。
  • 手紙の元ネタについて
    +

    ネタバレ注意

  • 宮沢賢治
    +
    ...
  • 手紙内の「リンゴ」だが、北原白秋の作品には「林檎」がよく登場する。
    • 「君かへす朝の舗石(しきいし)さくさくと雪よ林檎の香のごとくふれ」という短歌が有名である。

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最新の20件を表示しています。 コメントページを参照

  • 耗弱時の補修ボイス「少々ヒステリーな表情を見せてしまったね…」 -- 2016-12-14 (水) 14:11:01
  • 秋ボイスの表記を元の詩に忠実に「蝙蝠傘」とするなら、ログインボイスで「」となっている部分も「陰影」とすべきではないでしょうか。 -- 2016-12-15 (木) 09:19:50
    • 反映しました -- 2016-12-19 (月) 19:58:42
  • 声マス開放による追加ボイスの元ネタですが、白秋が犀星の『抒情小曲集』に寄せた序がそれにあたるかと思われます。 -- 2016-12-28 (水) 02:00:09
    • 青空文庫(底本『抒情小曲集・愛の詩集』(講談社文芸文庫))から該当文を引用しておきます。《君はまた自然の儘で、稚い、それでも銀の柔毛にこげを持つた栗の若葉のやうに真純な、感傷家センチメンタリストであつた。》 -- 2016-12-28 (水) 02:03:15
  • 正月ボイス「明けましておめでとう。今年も良い一年になることを願うよ」 -- 2017-01-01 (日) 00:23:22
  • なのだよ口調がちょっと苦手…と思ってたけど使ってみたら戦闘絵かっこいいしなのだよ口調じゃないときのセリフもかっこいいしですっかりお気に入りです -- 2017-01-21 (土) 21:05:08
  • 北原白秋 誕生日回想
    そう、実は今日が僕の誕生日なのだよ
     覚えていてくれたとは感心だね、見直したよ
    』 -- 2017-01-25 (水) 01:25:15
  • 負傷ボイス「僕を怒らせたね」が入ると思われます。 既存があったらすいません。 -- 2017-02-09 (木) 16:23:03
    • 反映いたしました! -- 2017-02-14 (火) 22:30:58
  • 戦闘絵がかっこよすぎて、来てくれて以来出撃回数がうなぎ登りですわ。あと食堂の台詞がずるい -- 2017-02-11 (土) 08:48:20
  • 耳コピですが、図書館春限定ボイス追記しました。間違っていたら訂正お願いします。 -- 2017-03-01 (水) 01:35:23
    • 超今更ですが気づいたので一応直しました -- 2018-05-11 (金) 22:14:51
  • 室生犀星宛の手紙に「カステラの黄なるやはらみ新しき 味ひもよし春の暮れゆく」という歌が最後につけられていますが、これの元ネタは「桐の花」の?「庭園の食卓」の中の8番の歌だと思います。あと彼は邪宗門発表の翌年に「創作」という雑誌にカステラに関するエッセイを掲載したり、「カステラの詩」という詩を残しております。 -- 2017-03-03 (金) 21:11:56
    • 手紙の元ネタとして加筆する場合は、こちらではなく室生犀星のページになるのでご注意ください -- 2017-03-05 (日) 07:37:49
      • 申し訳ありません。以後気を付けます -- 木 2017-03-11 (土) 00:47:24
  • メインカラーの紫は「桐」の花の色、もしくは邪宗門などで何度か題材にしていた「ヘリオトロープ」の色が元ネタだったりするのでしょうか どちらも優美な紫なんで… -- 2017-06-15 (木) 21:57:50
  • 2017年8月17日メンテナンスで追加の手紙です。
    北原白秋に島崎藤村から手紙が来ました。以下、内容です。
    取材への協力ありがとう
    君はああ言っていたけど、僕はむしろ詩歌で名を挙げた君がうらやましいよ
    ともかく君は褒め上手だね、さすが国民詩人だ
    」 -- みら 2017-08-17 (木) 20:32:31
  • 一周年ボイス「ほう……一年か……時は早いものだね」でした。 -- 2018-06-15 (金) 11:44:11
  • 二周年ボイス「これからも、たゆまぬ努力が必要だね。忘れないように。」 -- 2018-11-04 (日) 19:46:02
  • 北原(弓)指環追加ボイス
    僕に任せたまえよ」 -- 2019-06-29 (土) 07:44:52
  • 三周年ボイス「騒がしいと思ったら、三周年だそうだね……。随分と長い時間、共に居たのだな」耳コピで失礼します -- 跳兎 2019-11-11 (月) 23:50:22
  • 2020/3/18発売の「帝國図書館極秘資料集 参」の中の文豪一覧にて、北原のみ派閥が『北原一門』と『明星』の両方とも書いてありました。ゲームでもいずれ両方が記載されるのでしょうか… -- 2020-03-24 (火) 19:44:56
  • 連続お出迎えボイス「昨日やり残した仕事?君が来る前に僕が片付けておいたよ」 -- 2020-11-03 (火) 14:20:50
    • 「片付けておいたよ」「片付けておいたのだよ」確認しました -- 2020-11-03 (火) 18:13:13
  • 出迎え「どんな仕事でも、僕が完璧にこなしてみせるのだよ」 -- 2020-11-04 (水) 10:57:20
  • 四周年「皆で祝いの席を設けているのだよ。早く彼方に行こうか」 -- 2020-11-04 (水) 13:17:35
お名前: Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White

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Last-modified: 2023-03-24 (金) 11:47:53