指環
指環について †
- 2019年4月24日に実装されたアイテム。
- 指環実装時の限定召装、または各文豪の誕生日記念召装期間に、
「帝國券」「召装石」のいずれかを使用して「召装」を行うことで、一定の確率で入手できる。
一定期間(初回ピックアップ期間+その直後の召装開催期間)に限り、「交換所」で「思念素」と交換することも可能。
- 実装済みの指環全種が召装の恒常ラインナップとなっていたが、2021年大型アップデート以降、上記以外の限定召装からは入手できなくなった。
(例外としてキャンペーンで再登場することがある)
- 「結成」画面で指環を装備することで、対象文豪の武器種を変更することができる。
- 指環を装備中の文豪は、変更後の武器種でレベル1から再び育成を始めることになる。
- 指環を装備した状態でも開花ツリーは非装備時と同じものが適用される。
本来の武器種で開花を十分進めておけば、指環装備で低レベルに戻ってもそれなりに高いステージで戦うことができ、育成効率が良い。
- 開花のレベル制限を開放するためは、本来の武器種のレベルが基準に達していることが必要(指環レベルは関与しない)。
- 指環を外せばレベル及び武器種は本来のものに戻り、再度装備すれば前回中断したところから育成を再開できる。
- 指環のレベルを上げることで「指環ボーナス」と呼ばれるステータスボーナスが入るようになる。(「指環ボーナス」参照)
- 指環には文豪のかつての記憶や秘められた想いが宿っている。
これらは指環レベルを上げることで段階的に解放されて行き、「指環図鑑」で閲覧できるようになる。(「記憶と手紙」参照)
- 指環を入手した文豪は「結成」画面にて指環装備後の武器種の絞り込み対象になる。
この時指環を装備しているかどうかは関係ない。(例:「刃」で絞り込みを行った際に指環未装備の徳田秋声が表示される)
指環実装履歴 †
+
日時 | 文豪 | 装備前 | 装備後 | 実装された召装 |
01/10 | ゲーテ | 弓 | 銃 | 「文士達ノ謳歌録 睦月?」 |
02/10 | 柳田國男 | 銃 | 刃 | 「文士達ノ謳歌録 如月?」 |
03/16 | 折口信夫 | 銃 | 刃 | 「文士達ノ謳歌録 弥生?」 |
指環ボーナス †
- 指環のレベルを上げていくと、レベルに応じてその文豪の本来の武器種のステータスに「指環ボーナス」が加算される。
- 指環ボーナスの内容は全文豪共通。
指環レベルを最大(50)まで上げると、本来の武器種でのステータスに技術・天才・美・主題・真実が各18ずつ加算される。
攻撃力・防御力・回避力に換算すると、それぞれ+11、+11、+7程度となる。
- 同じ文豪が複数の指環で獲得した「指環ボーナス」は重複して加算される模様。
+
+
レベル | 技術 | 天才 | 美 | 主題 | 真実 |
1 | +0 | +0 | +0 | +0 | +0 |
2 | +0 | +0 | +0 | +0 | +0 |
3 | +0 | +0 | +0 | +0 | +0 |
4 | +1 | +1 | +0 | +1 | +0 |
5 | +1 | +1 | +1 | +1 | +1 |
6 | +1 | +1 | +1 | +1 | +1 |
7 | +2 | +2 | +2 | +2 | +2 |
8 | +2 | +2 | +2 | +2 | +2 |
9 | +3 | +3 | +2 | +3 | +2 |
10 | +3 | +3 | +3 | +3 | +3 |
+
レベル | 技術 | 天才 | 美 | 主題 | 真実 |
11 | +3 | +3 | +3 | +3 | +3 |
12 | +4 | +3 | +3 | +3 | +3 |
13 | +4 | +4 | +4 | +4 | +4 |
14 | +4 | +4 | +4 | +4 | +4 |
15 | +5 | +5 | +4 | +5 | +5 |
16 | +5 | +5 | +5 | +5 | +5 |
17 | +6 | +5 | +5 | +5 | +5 |
18 | +6 | +6 | +6 | +6 | +6 |
19 | +6 | +6 | +6 | +6 | +6 |
20 | +6 | +6 | +6 | +6 | +6 |
+
レベル | 技術 | 天才 | 美 | 主題 | 真実 |
21 | +7 | +7 | +7 | +7 | +7 |
22 | +7 | +7 | +7 | +7 | +7 |
23 | +8 | +7 | +7 | +8 | +7 |
24 | +8 | +8 | +8 | +8 | +8 |
25 | +8 | +8 | +8 | +8 | +8 |
26 | +9 | +9 | +9 | +9 | +9 |
27 | +9 | +9 | +9 | +9 | +9 |
28 | +9 | +9 | +9 | +9 | +9 |
29 | +10 | +10 | +9 | +10 | +9 |
30 | +10 | +10 | +10 | +10 | +10 |
+
レベル | 技術 | 天才 | 美 | 主題 | 真実 |
31 | +10 | +10 | +10 | +10 | +10 |
32 | +11 | +11 | +11 | +11 | +11 |
33 | +11 | +11 | +11 | +11 | +11 |
34 | +12 | +12 | +11 | +12 | +11 |
35 | +12 | +12 | +12 | +12 | +12 |
36 | +12 | +12 | +12 | +12 | +12 |
37 | +13 | +12 | +12 | +12 | +12 |
38 | +13 | +13 | +13 | +13 | +13 |
39 | +13 | +13 | +13 | +13 | +13 |
40 | +14 | +14 | +13 | +14 | +14 |
+
レベル | 技術 | 天才 | 美 | 主題 | 真実 |
41 | +14 | +14 | +14 | +14 | +14 |
42 | +15 | +14 | +14 | +14 | +14 |
43 | +15 | +15 | +15 | +15 | +15 |
44 | +15 | +15 | +15 | +15 | +15 |
45 | +15 | +15 | +15 | +15 | +15 |
46 | +16 | +16 | +16 | +16 | +16 |
47 | +16 | +16 | +16 | +16 | +16 |
48 | +17 | +16 | +16 | +17 | +16 |
49 | +17 | +17 | +17 | +17 | +17 |
50 | +18 | +18 | +18 | +18 | +18 |
上限開放 †
- 各指環にはレベル上限が設定されている。デフォルトは20(=指環装備時の文豪レベルを20まで上げることができる)。
- 通常の「魂」に加え、指環専用の素材「異彩ノ薬液」「異彩ノ秘薬」「異彩ノ結晶」を消費することで上限を解放し、最高50まで指環レベルを上げることができる。
- 上限解放は「装備」画面の「指環」タブから各指環を選択して行う。
- レベル上限を解放する場合は、指環が現在のレベル上限に達している必要がある。
- 指環専用の素材は主に自動潜書、各種イベントの報酬として入手できる。「異彩ノ結晶」は週間研究の報酬でも毎週1個入手できる。
開放に必要な素材 †
武器種 | レベル上限 | 魂(小) | 魂(中) | 魂(大) | 異彩ノ 薬液 | 異彩ノ 秘薬 | 異彩ノ 結晶 |
刃 | 20→30 | 文100 | ― | ― | 10 | 3 | ― |
30→40 | 想200 | ― | ― | 20 | 5 | 1 |
40→49 | ― | 語100 | ― | 50 | 7 | 1 |
49→50 | ― | ― | 文10 | 50 | 10 | 3 |
弓 | 20→30 | 文100 | ― | ― | 10 | 3 | ― |
30→40 | 語200 | ― | ― | 20 | 5 | 1 |
40→49 | ― | 文100 | ― | 50 | 7 | 1 |
49→50 | ― | ― | 想10 | 50 | 10 | 3 |
銃 | 20→30 | 語100 | ― | ― | 10 | 3 | ― |
30→40 | 文200 | ― | ― | 20 | 5 | 1 |
40→49 | ― | 想100 | ― | 50 | 7 | 1 |
49→50 | ― | ― | 語10 | 50 | 10 | 3 |
鞭 | 20→30 | 想100 | ― | ― | 10 | 3 | ― |
30→40 | 想200 | ― | ― | 20 | 5 | 1 |
40→49 | ― | 語100 | ― | 50 | 7 | 1 |
49→50 | ― | ― | 文10 | 50 | 10 | 3 |
記憶と手紙 †
- 指環レベルを上げることで開放される要素。司書室の「指環図鑑」から閲覧できる。
- 初期の時点では記憶が一つ開示されており、以降は指環レベルが5、10、20、30、40と上がるにつれ段階的に記憶が開放されていく。
- 指環レベルが50になると、該当文豪からの手紙が司書宛に送られてくる。
+
+
人生の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 人生は一行のボオドレエルにも若かない── |
レベル5(反転) | そう思っていた。いや、未だに思っている |
レベル10(反転) | しかし、無意味な人生も悪くないかもしれない |
レベル20(反転) | そう囁いてくる、もう一人の自分もいる |
レベル30(反転) | その悟りは、芸術に対する敗北なのかもしれない |
レベル40(反転) | 今の僕は何者か。それをずっと探し続けている |
+
レベル50(反転) | (司書)様
勘のいい人にはばれているのかもね あの頃から僕が変わっていないことを でも僕としては気にしないで欲しい すべての人がいつも人生を問題なく 生きているわけじゃない でも考える時間はたっぷりあるし、 世話好きな仲間もたくさんいるから
芥川龍之介 |
+
幸福な記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 図書館の集団生活というものはよいものだ! |
レベル5(反転) | かつて悩んだあれこれを気にしなくて良い |
レベル10(反転) | そう、ここは精神衛生に配慮された空間だ |
レベル20(反転) | 憧れの人とも大好きな先生とも一緒に過ごせる |
レベル30(反転) | 嫌いな奴はいるけど視界に入らないから問題なし |
レベル40(反転) | 今日もオダサクと安吾を誘ってバーで飲もう |
+
レベル50(反転) | (司書)様
俺もおかげさまで絶好調! 天才小説家の俺の本にサインして欲し かったら(真のファンにしかあげない 超激レアサインだ) いつでも、遠慮なく言ってくれていい からな
太宰治 |
+
孤独な記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 二人の恋人ができたのはいつのことだったろう |
レベル5(反転) | 言の葉も操りどんな詩歌も紡ぐ言葉の魔術師と |
レベル10(反転) | 詩をやめ小説を書き始めた二魂一体の友 |
レベル20(反転) | 二人と離れてしまったのはいつのことだっけ? |
レベル30(反転) | それも気にすることはずっと前にやめた |
レベル40(反転) | みな僕の孤独を見守ってくれる。それでいい |
+
レベル50(反転) | (司書)様
自分の孤独は自分にしかわからない と思っていたけど、そうじゃないの かも これからも見守ってくれる?そうして くれれば、自分はよい詩が書ける気が するんだ 君のことは三番目の恋人だと思ってい るから……
萩原朔太郎 |
+
酒宴の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 汚れっちまった悲しみを 埋めてくれた酒瓶一つ |
レベル5(反転) | あれから幾歳過ぎまして 郷里を思う夜さへも |
レベル10(反転) | 馬鹿面下げた面々と 少ない酒を分け合へば |
レベル20(反転) | いつもと変わらぬ喧噪が 心の澱を清めたる |
レベル30(反転) | 酒仙と鮟鱇が哄笑し 泣き伏したるはモモノハナ |
レベル40(反転) | 永く有情の盃は乾かず 今夜此処での一と殷盛り |
+
レベル50(反転) | (司書)様
飲んでも飲んでも飲み足りねぇ オレの渇望は 理解されない故の悲し みだったのかもな あいつらと飲んでると そんな風に思 うんだ おまえもまた来いよ 騒がしい中で飲む酒も 悪くないぜ
中原中也 |
+
若かりし頃の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 新たな人生を得ることで見えてくるものもある |
レベル5(反転) | 彼が視界の隅に入る時ふと、かつての記憶が蘇る |
レベル10(反転) | ずっと昔に違う道を歩むことを決めていたこと |
レベル20(反転) | かつて師に対する考えの違いで仲違いしたこと |
レベル30(反転) | 昔の話だ。だけど態度を変えることはできない |
レベル40(反転) | 今になってと彼はため息混じりで言うだろうから |
+
レベル50(反転) | (司書)様
最近は秋声とも文学について話すようになったのですが ふとした瞬間に、これはずっと昔にもしていたことなのだと気づきました 僕たちは少しずつ、新たな道を歩ん でいるのだと思います……筆が乗ってしまいました秋声にはこの話は秘密にしてください
泉鏡花 |
+
明暗の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 正岡は文学で生きていくことを早くに決めていた |
レベル5(反転) | 迷いなく突き進む正岡のことがうらやましかった |
レベル10(反転) | その時、自分は夢にも思わなかった |
レベル20(反転) | 己が創作に人生を捧げることになろうとは |
レベル30(反転) | 自身に眠る欲に気づくのに随分と時間がかかった |
レベル40(反転) | 人生とはわからないものである |
+
レベル50(反転) | (司書)様
私が書きたかった小説を完結させようと試みています 私の経験上、何を始めるにしても遅すぎるということはありません かつての小説家としての私の人生は四十を過ぎて始まりましたからね 書いてどうしようというのではありません、ただ書きたいのです
夏目漱石 |
+
さいわいの記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 孤独な少年ジョバンニが銀河鉄道の旅にでかけた |
レベル5(反転) | そして「ほんとうのさいわい」を探そうとした |
レベル10(反転) | ほんとうのさいわいとはなんだろう? |
レベル20(反転) | それはボクが書こうとして結局書かなかったもの |
レベル30(反転) | ボク自身がジョバンニとなり、探しにいくのだ |
レベル40(反転) | 今度は見つかるだろうか。空を見上げ、呟く── |
+
レベル50(反転) | (司書)様
ボクはね、思うんだ。 みんながいるこの場所で、 みんなと生きていくことが ほんとうのさいわいを探す、 ながいながい旅になるんだって 司書さんも一緒に冒険しようよ。 きっと楽しいものになるから。
宮沢賢治 |
+
美の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 美しくないものはみな忘れてしまいましょう |
レベル5(反転) | 今生こそは肉体の内に宿る真実の美に耽溺し |
レベル10(反転) | 美の語り部たる作家の使命を果たしたいのです |
レベル20(反転) | この手足の先まで芸術に捧げることを厭わず |
レベル30(反転) | 望んで蹂躙される私の耳には、人の嘲笑など |
レベル40(反転) | 小鳥の囀る声のように軽やかに聞こえます |
+
レベル50(反転) | (司書)様
夜遅くまで貴方を付き合わせて しまい申し訳ありませんでした 貴方を美味しいお食事で 心ゆくまでおもてなしできる またとない機会に 私も少々舞い上がっていたようです 本当に夢のような時間でした 貴方がお嫌でなければ、 どうかまたお付き合い下さいね
谷崎潤一郎 |
+
種子の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 柄にもないことをしていると思うよ |
レベル5(反転) | 人を遠ざけてきた僕が今更仲間とつるむなんて |
レベル10(反転) | だが、やっと此の国に根付いた芸術の花を |
レベル20(反転) | 踏みにじる輩を誅する為ならそれも是としよう |
レベル30(反転) | 僕ら先達の植えた種子を育ててくれた後進に |
レベル40(反転) | 背中を預けて戦うのも案外悪くはない |
+
レベル50(反転) | (司書)様
森先生と二人で語らう静かな会の予定だったのだが、どんどん人が集まってきた為に随分と賑やかな会になってしまった 貴方が運んできたショコラの柔らかな香りのお陰だろうか、騒がしくとも嫌な気持ちになることはなかったよ 温かな心遣いを有難う
永井荷風 |
+
黄昏の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | どれだけ生きても僕にはわからなかった |
レベル5(反転) | 苦しみを代償にして得たものさえ |
レベル10(反転) | いつかはあっけなく消えてしまうのに |
レベル20(反転) | どうしてあんなに懸命に追いかけられるんだろう |
レベル30(反転) | 誰も本当の事を言ってくれないけれど |
レベル40(反転) | 僕もいつかその光をつかめるだろうか |
+
レベル50(反転) | (司書)様
君みたいな人は初めてだよ この性格を変えられるなら その方がいいと思っていたけれど 君の言う通り 僕の生き方が誰かの救いになる そんな事もあるかもしれない これからも僕らしく書いていくよ 君にもまた取材を申し込むから、 その時はよろしくね
島崎藤村 |
+
田舎道の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 社会だの流行だのに流されてるようじゃダメだ |
レベル5(反転) | 誰に何を言われようとオレは書きたいものを書く |
レベル10(反転) | 始祖は苦しんで追随者は気楽だって? |
レベル20(反転) | 上等だ、まとめてついてこいよ |
レベル30(反転) | オレにしか書けないものを書き続けていれば |
レベル40(反転) | 後に続く奴らが勝手に道を作ってくれるからな |
+
レベル50(反転) | (司書)様
ここへ来てから 仲間の意外な一面を知った おまえは知らないだろうけど、 独歩や藤村が悲観せずに 今を楽しんで生きてるって すげーことなんだぜ おまえには感謝してるよ これからも仲間として オレたちのことをよろしくな!
田山花袋 |
+
新時代の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | なにがあっても過去をやり直す気はない |
レベル5(反転) | 後悔が消えることもないだろう |
レベル10(反転) | いま俺に出来ることは、一人の文学者として |
レベル20(反転) | あいつらに正面からぶつかってやることだ |
レベル30(反転) | 神をも恐れぬ、不遜な新時代の文学者たち |
レベル40(反転) | お前の刃で今度こそ俺を刺してみろ |
+
レベル50(反転) | (司書)様
頼まれたから読んでやったのに、 なんなんだあの赤いのは 批評の仕方が一方的すぎる、 お前のつまらない小説よりマシだと 文句だけは一人前だ だがまあ、あいつも少しは小説が 分かってきたんじゃないか 次こそ傑作を持ってくるように アンタから伝えてやってくれ
志賀直哉 |
+
忘れじの記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 悠久の彼方に取り残された遺物を紐解くように |
レベル5(反転) | 今は静かな場所にいる俺も在りし日を思う |
レベル10(反転) | 貴方の姿を訪ね歩いた旧き美しき街の |
レベル20(反転) | 通りの石畳に今日も冷たい風は吹くだろうか |
レベル30(反転) | 貴方の影が絶えた今も、思い出の中と同様に |
レベル40(反転) | 美しいままであることを願わずにはいられない |
+
レベル50(反転) | (司書)様
先日取り寄せてもらった仏像の写真集は満足のいくものだった 同じようなものがあればぜひまた知らせてほしい 貴方の働きで図書館の中が落ち着き、本を読めるようになったことが喜ばしい。これからも静かな時が続くことを期待したいものだな
森鴎外 |
+
別れの記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 忘れられてゆく生を思うだけの人生でした |
レベル5(反転) | 人々と幽明境を異にした私に出来たのは |
レベル10(反転) | 彼らのかなしい生を写し取る事だけ |
レベル20(反転) | それでも同じ道を歩むかと聞かれれば |
レベル30(反転) | 私は躊躇わずに首肯するでしょう |
レベル40(反転) | 彼らがいれば恐れるものは何もないのです |
+
レベル50(反転) | (司書)様
貴方は私の眼を恐れずに 海のように深く優しく ありのままを受け止めてくれる 貴方の澄んだ美しい眼と 向き合っているとき 私は日向の安穏を感じます
またお話しさせてください
川端康成 |
+
自由の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | これほどの幸福があるだろうか |
レベル5(反転) | 誰の指図も受けず 好きな言葉で詩を紡ぐ喜び |
レベル10(反転) | 自由が詩人に翼を授け、進むべき道を指し示す |
レベル20(反転) | 僕が語るべき言葉を失ったときには |
レベル30(反転) | 頼もしい僕の弟子たちが |
レベル40(反転) | 新しい詩の世界を開いていってくれるだろう |
+
レベル50(反転) | (司書)様
朔太郎くんと犀星くんがそれぞれ自 分の道を進んでくれたことを僕は誇り に思っているんだ 見ていてハラハラする事もあるがね きっと君にも面倒をかけているだろう が、これからも手助けしてやってくれる かな よろしく頼むよ
北原白秋 |
+
ふるさとの記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | うらぶれて異土でたおれたとしても後悔はない |
レベル5(反転) | 愚かな男の強がりを君は憶えているだろうか |
レベル10(反転) | 蒼き波をたたえし美しき川のほとりで |
レベル20(反転) | 人知れず咲きほころぶあんずの花よ |
レベル30(反転) | 雪の下の若草を思うがごとく尽きぬ思慕に |
レベル40(反転) | 染まりし君の香を少年のように夢見ている |
+
レベル50(反転) | (司書)様
図書館が落ち着いたら いずれ旅に出ようと思うんだ 部屋で小説を書くのもいいが 俺は故郷金沢の自然に 育ててもらった詩人だからな 同行者を募っていくつもりなんだが よければ君も来ないか? 君と見る故郷の春は 一段と美しいだろうな
室生犀星 |
+
青空の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 人より早く終わりが来てしまうことが分かった時 |
レベル5(反転) | 平凡な日常さえ人の十倍愛して生きようと思った |
レベル10(反転) | 僕の一生は閃光のように美しかっただろう? |
レベル20(反転) | 深い闇も虚無も僕を打ち負かすことは出来ないんだ |
レベル30(反転) | 僕の本当の孤独はいつだって君と共にあって |
レベル40(反転) | 君の青空に還っていく事を僕は知っているからね |
+
レベル50(反転) | (司書)様
先日の旅行は素晴らしかったよ 咲き残った八重の桜 火がついたように咲いているつつぢ 苗代田の上を飛んでいく燕の声 あの場所はやっぱり俺の ロマンティックスピリットの源だ 旅行の感動を早速小説にしてみたんだ 君と達治がいたから書けた作品だよ 感想を聞かせてほしいな
梶井基次郎 |
+
使命の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 己の信じた正義は本当に正しいかっただろうか |
レベル5(反転) | 自分にとって正義が、他の方向から見れば |
レベル10(反転) | 悪であったということもある。逆も然りだ |
レベル20(反転) | 正義とはなにか、正しいとはなにか |
レベル30(反転) | 答えは見つからずとも、考え続けること |
レベル40(反転) | それが自分に与えられた使命だと思っている |
+
レベル50(反転) | (司書)様
深く思索をしている時は、自分のすぐ傍で起こっていることでも うっかり見落としてしまうことがある そういう時は外側から見てどう思うか 正直に教えてくれる人の言葉が有難い 自分は貴方の客観的な意見に、いつも助けられている これからも、どうか貴方の素直な言葉をたくさん聞かせてほしい
広津和郎 |
+
光の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 月の光のように仄かに暗闇を照らす君は |
レベル5(反転) | どれ程遠く離れても僕の心を明るくしてくれた |
レベル10(反転) | 君が僕を「太陽」と呼んでくれたから |
レベル20(反転) | 遍くこの世界を照らす太陽になろうとしたけれど |
レベル30(反転) | 一人じゃ理想通りにはいかなかった |
レベル40(反転) | 僕は君の光に生かされていたんだね |
+
レベル50(反転) | (司書)様
僕の言葉が貴方の心に響いたならこれに勝る喜びはありません なにより嬉しかったのは、こうして直接貴方から感想を聞けた事です また作品を書く元気が湧いてきました 貴方に僕の本を勧めてくれた志賀にもお礼を言わなくちゃいけませんね
武者小路実篤 |
+
我が道の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 文士というものが未だ無かった時代に生まれた |
レベル5(反転) | 其は我等の幸福であったかも知れぬ |
レベル10(反転) | 仲間や弟子達が身命賭して灯した文学の光芒 |
レベル20(反転) | 其の眩いばかりの光が今は我が身の内にある |
レベル30(反転) | 彼等の道の先を歩く心細さを幾許か感じながら |
レベル40(反転) | 我もまた我が道を行く |
+
レベル50(反転) | (司書)様
鏡花と秋声は、ここへ来て随分穏やかに付き合っておるようだ 汝の力添えによるものであろうな この調子で弟子たちが切磋琢磨し、我と露伴のような文学の良き友となることを、我は願っておるよ これからもよろしく頼むぞ
尾崎紅葉 |
+
残された記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | いづこへ向かうのか、俺にだって分からない |
レベル5(反転) | でたらめなジグザグの足跡は風に吹かれて消えた |
レベル10(反転) | それでも、止めちまおうなんて気は毛頭ねえな |
レベル20(反転) | 先に行ったあいつらが残したささやかなものを |
レベル30(反転) | 「それでも生きる」と決めた若き勇者達に託して |
レベル40(反転) | 背中を押すのは、俺にしか出来ない仕事だろう |
+
レベル50(反転) | (司書)様
繊細で考えすぎる奴は、皆堕落して前後不覚になっちまえばいいんだ そうして生き永らえていれば 再び花が咲く日もあるからな この感覚は一度堕ちた奴にしか 分からないんだよ なにも不安に思うことはない 安心して飛び込んでくればいいぜ
坂口安吾 |
+
幻影の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 我が幻影城は最早失われた── |
レベル5(反転) | 僚友が去り、道は途絶え、夢は跡形もなく消え |
レベル10(反転) | それでも後悔することはありませんでした |
レベル20(反転) | この舞台にはワタクシの望む刺激と興奮がある |
レベル30(反転) | 夢を喰って吐き出す獣は夢の中で生きる怪物と |
レベル40(反転) | 舞台の幕が下りるまでショーを続けるでしょう |
+
レベル50(反転) | (司書)様
この図書館の奥深くに秘められた 謎が少しずつ解明されて参りました アナタの日々の働きに心より感謝 申し上げます 謎の全容が明らかになるまで 今後もお付き合い下さいますよう お願いいたします
江戸川乱歩 |
+
悲劇の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 全ての悲劇は死によって終わりを迎えました |
レベル5(反転) | やっと背負った重荷から解放されたというのに |
レベル10(反転) | 私は人を、人生を愛さずにはいられないようです |
レベル20(反転) | 君もまた私と同じなのではないですか |
レベル30(反転) | 同じ舞台の反対側に一人佇む君よ |
レベル40(反転) | 悲劇を超えた新しい舞台に共に立ってみませんか |
+
レベル50(反転) | (司書)様 お陰様で素晴らしい舞台になったよ 全員にお誘いの声を掛けてくれた 君にもお礼を云わせておくれ お気遣いの甲斐なく美妙君は 姿を見せてはくれなかったけれど 私は気にしてなどいないよ 書きたいものはまだまだあるからね 次こそは彼の心を掴むような 素晴らしい脚本を書くつもりだよ
坪内逍遥 |
+
微睡みの記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 躊躇いの末に手を引いてしまった文学への情熱 |
レベル5(反転) | 数多くの者達の後ろ姿を見て再び手を伸ばす |
レベル10(反転) | 何のため? 今度こそ夢を現実にするためだ |
レベル20(反転) | 俺は俺の理想の文学を綴りきる、最後の一片まで |
レベル30(反転) | それが仲間との語らいの末に出した結論だから |
レベル40(反転) | 微睡んでいる暇はない、信じて前に進むのみ |
+
レベル50(反転) | (司書)様 俺は筆をとるべきではなかったと 考えていた時もあったが、今はそうは 思っていない お前と逍遥さんが背中を押してくれた ことで最後まで書ききることができた 早速周りに読みたいとせがまれている がまだ完璧ではないから難しい もう少し手直しの時間が必要だ
二葉亭四迷 |
+
迷いの記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 己の道を決められない、信じるものを持てない |
レベル5(反転) | 前世にあった弱さから、僕は逃げられないでいる |
レベル10(反転) | かつての過ちを繰り返しそうになってしまうのだ |
レベル20(反転) | それでも、ひとつだけ、確かなことがある |
レベル30(反転) | この場所で戦うこと──それだけは自分で決めた |
レベル40(反転) | 小さな一歩だ、でも僕には大きな一歩なのだ |
+
レベル50(反転) | (司書)様
有島武郎という人間として生きる、それはどうやったらできるのだろう それはあなたが知っていることではないと思うけど……ただ書いてみたかっただけだから、気にしないでくれ 志賀君や武者さんに心配はかけたくないから、頑張ってみるよ
有島武郎 |
+
弟子の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | かつて門弟たちは俺のことを頼ってくれていた |
レベル5(反転) | だがそれは、人生の後輩ばかりだったからだ |
レベル10(反転) | 年齢など関係ない世界では勝手が少し違う |
レベル20(反転) | 頼られるやつは頼られるだけの人徳がある |
レベル30(反転) | 俺が門弟三千人の名に恥じぬ人間でいられるか |
レベル40(反転) | それはきっと俺の努力次第なのだろう |
+
レベル50(反転) | (司書)様
アンタには頭が下がるぜ こんな曲者だらけの図書館で人を取りまとめるのは大変だろう 涼しい顔をしているが、裏では努力してきたのがわかる だからこそ、いざというときには頼ってほしいんだがな 常識人代表として、お願いするよ
佐藤春夫 |
+
決意の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 転生なんてしなければ知る事はなかっただろう |
レベル5(反転) | 仲間の思いや、信頼できる人の支えが |
レベル10(反転) | こんなにも心を強くしてくれる事を |
レベル20(反転) | どんな苦境にも抗う力が湧いてくる事を |
レベル30(反転) | 暗闇から俺を救い出してくれてありがとう |
レベル40(反転) | 何があっても俺は最後までアンタと共に戦おう |
+
レベル50(反転) | (司書)様
アンタは小樽を知っているか? 運河と倉庫と税関と桟橋がある街だ 俺はあの街が大好きなんだ 俺が愛した人たちは もうそこにいないかもしれないけど 小樽の人たちの為に仕事ができたら どんなに嬉しいだろう そんな日が早くくればいいな
小林多喜二 |
+
盃の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 遠き日々の中に埋もれた心残りの欠片を |
レベル5(反転) | 生きた結晶とするために幾度も苦杯を嘗めた |
レベル10(反転) | 書くことに迷いがなかったと言えば嘘になるが |
レベル20(反転) | きっとこれで良かったのだ |
レベル30(反転) | お前が再会の挨拶とともに盃に注いだ |
レベル40(反転) | 後悔と歓喜の涙を受けることが出来たのだから |
+
レベル50(反転) | (司書)様
太宰の事を気にかけてくれて有難う アンタの気遣いのお陰もあって、なんとか元気にやれているようだ これからも迷惑をかけるだろうが、どうか気長に見守ってやってほしい 生きて書き続けていれば、アイツは今度こそ本物の「天才小説家」になれるだろうと思うんだ
井伏鱒二 |
+
最上の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 師にも恵まれ、良き友を得て、手前は幸福であった |
レベル5(反転) | 誤解も訛伝も、死の後には何の意味もない物だ |
レベル10(反転) | 貴方が手前の名を呼ばなければ、手前は二度も |
レベル20(反転) | 己が身を苦しき境涯に落とすことはなかった |
レベル30(反転) | だが貴方が手を差し伸べなければ、邂逅した友と |
レベル40(反転) | 「この幸福よ永久に」と祈る夜もなかっただろう |
+
レベル50(反転) | (司書)様
花がお好きだと聞いたので、 貴方にも一束お分けする 手前が中庭で育てた薔薇だ 今朝は乳白色の霧が濃く、 霧中を薔薇が流れているように 見えたので、盛りの花を いくつか切ってしまうことにした 花の色が褪せてしまうまで 貴方の傍に置いてやってほしい
横光利一 |
+
誓いの記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 浪速の男は決して笑顔を絶やさない |
レベル5(反転) | それはある意味では呪いなのかもしれない |
レベル10(反転) | ……いや、なんであろうとかまわない |
レベル20(反転) | とうの昔に決めたことなのだから |
レベル30(反転) | 自分がどうありたいかは自分が決める |
レベル40(反転) | みんなには笑顔で伝えよう──心配しないでと |
+
レベル50(反転) | (司書)様
ご心配おかけしてほんますんません でもま、これはワシのわがままやと思って欲しいんや これでも後悔のないようにやってますねん しょうもない男のしょうもない強がりに付き合ってもらえると助かりますわ
織田作之助 |
+
死の記憶 |
初期 | 死は永遠の別れではない |
レベル5(反転) | 目の前からいなくなるだけ、ただそれだけなのだ |
レベル10(反転) | そう知ってからだ、僕が絶望するのをやめたのは |
レベル20(反転) | 時がたった今でも、乗り越えられると信じている |
レベル30(反転) | もう見て見ぬふりをすることもしない |
レベル40(反転) | 僕は「非力な人間」ではないのだから── |
+
レベル50(反転) | (司書)様
僕は大切な人を失ったときも、病気 になり未来を奪われたときも、自分を 見つめることで克服してきました そんな僕だからこそ、この図書館で できることがあると思うんです だからもっと頼ってください。絶対に 力になりますから
堀辰雄 |
+
ふたりの記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | あなたの強さを尊敬し、どこかで嫉妬していた |
レベル5(反転) | 不甲斐ない僕ですが、こんな僕を救おうと |
レベル10(反転) | してくれたあなたに心から感謝しています |
レベル20(反転) | あなたが一人で背負ってきたものを、 |
レベル30(反転) | これからは僕にも譲ってもらえませんか |
レベル40(反転) | 返事を待っています |
+
レベル50(反転) | (司書)様
あの指環は役に立っている 敵の膂力に左右されずに戦える 武器が今後必要になると思っていた お前には礼を言っておく
軽く扱いやすい弓なら、奴も 扱えるようになるかもしれない 奴の努力次第だがな
中島敦 |
+
秘められた記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 少し変わったお話を聞かせてあげまショウ |
レベル5(反転) | リューカディアで生まれた青年記者は |
レベル10(反転) | 海を渡った先で、日本という国に魅了されマシタ |
レベル20(反転) | 人々の伝承の中に息づく物語の虜になった彼は |
レベル30(反転) | 大好きな日本で「怪談」の語り手になりマシタ |
レベル40(反転) | いつか自分も「怪談」になる日を夢見て…… |
+
レベル50(反転) | (司書)さま
ここにやってきて 長い時が経ちました 日本語がお上手ですね、とお世辞を言われることもなくなってきましたよ みなさん本当によくしてくれます ワタシはこの国の人間になることができて本当によかったです 司書さんにもお礼をいいます。ありがとうございます
小泉八雲 |
+
白球の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 春風やまりを投げたき草の原 |
レベル5(反転) | 狭い病室で白球を握り悔しさに涙したあの日 |
レベル10(反転) | 思い焦がれた広い空にやっと手が届きそうだ |
レベル20(反転) | 生きている草の匂いを吸い込んで |
レベル30(反転) | 疲れ果てるまで弟子たちと草原を駆けよう |
レベル40(反転) | 志半ばで潰えた夢も今なら掴めるだろう |
+
レベル50(反転) | (司書)様
あの夏目がかっ飛ばすなんてなあ! 俺は夢を見ているのかと思ったよ サッチーは夏目が一人でコツコツ素振りをしているのを知っていたらしい やっぱり俺は仲間に恵まれているよ 早くも次の試合が楽しみだ 次も勝つから、必ず見に来てくれよな
正岡子規 |
+
漂泊の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | ゆかむがためにゆくものこそ まことの旅人なれ |
レベル5(反転) | 身を包む重苦しい不運からは逃れられずとも |
レベル10(反転) | 透徹した孤独を友として、浮世を漂泊する |
レベル20(反転) | そうなって初めて歌が生まれると思っていた |
レベル30(反転) | 温い酒なんか口にあうかと思ったこともあったが |
レベル40(反転) | この日々もまた俺の歌の一部になりつつある |
+
レベル50(反転) | (司書)様 おめえさん、いつの間にか酒の あれこれを覚えちまったんだな 美味い酒をつけてくれるおめえさんの お陰で、良い歌が浮かんでくるんだ いつもありがとな 今度、俺の地元の酒をふるまうから ぜひおめえさんも来てくれ やっぱり酒は、仲のいい奴で 集まって飲むのが一番美味いからな
若山牧水 |
+
永遠の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 愛する人よ、僕は君のうしろに永遠を見る |
レベル5(反転) | 無機質な君の手を取り、空想の中でダンスをする |
レベル10(反転) | 僕の永遠になった君は、二度とこの手に還らない |
レベル20(反転) | この寂しさが薄れることはきっとないのだろう |
レベル30(反転) | それでも僕はこの道を歩いていくよ |
レベル40(反転) | 幾千年を超えて再び君と出会う日まで |
+
レベル50(反転) | (司書)様 アトリエの掃除を手伝ってくれて有難う。一人じゃなかなか行き届かないからとても助かったよ しまい込んでいたものもいくらか表に出せたし、君と彫刻の話をしているうちにまた何か作りたくなってきたよ すごく良いものが出来る予感がしているんだ。完成したらお知らせするから見に来てくれたら嬉しいな
高村光太郎 |
+
希望の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | どいつもこいつも希望を押し付けてきやがる |
レベル5(反転) | まるで俺様が悪いみたいじゃねーか |
レベル10(反転) | 応えたくて必死に足掻いて、見捨てられた |
レベル20(反転) | こんな俺様に期待なんかしやがって、甘い奴らだ |
レベル30(反転) | 今度は後悔しないように生きるから |
レベル40(反転) | このロクデナシの行く末を見ていてくれよ |
+
レベル50(反転) | (司書)様
何もかも行末の事みゆるごとき このかなしみは 拭ひあへずも
心の底が暗くむなしくなった時に おまえの顔を見ると気が楽になるよ これからも頼りにしてるぜ
石川啄木 |
+
仲間の記憶 |
初期 | ここは本当に賑やかだ |
レベル5(反転) | 気がつけば孤独とは無縁の日々 |
レベル10(反転) | 時々、過去を振り返ることもあるけれど |
レベル20(反転) | 自然とやりたい事に足が向く |
レベル30(反転) | おそらくこれは一緒に馬鹿をやってくれる |
レベル40(反転) | やかましいあいつらのお陰なのだろう |
+
レベル50(反転) | (司書)様
これはみんな思っていることだけど病気や金を気にすることなく生きられるって、いいよな。つくづく思うよ 錬金術と科学と図書館の人々に感謝だ もちろんアンタのことは一番の功労者だと思ってるぜ、ありがとな あと仕事にかまけて体調を崩したりするなよ。人生の先輩からの忠告だ
国木田独歩 |
+
孤高の記憶 |
初期 | 理想に見合う己になろうと絶えず努力し続けた |
レベル5(反転) | 孤独な道を進んだことに後悔はないが |
レベル10(反転) | 今は幸福を分かち合える仲間と出会えたことを |
レベル20(反転) | 素直に喜んでいるつもりだ |
レベル30(反転) | 弱さを認め助け合うことで見つけた新たな道を |
レベル40(反転) | 今度は俺も共に歩もう |
+
レベル50(反転) | (司書)様
先日は同行してくれて有難う 君の釣り上げた魚は、小さいが味が良かったな 初めてにしては上出来だ 次はもう少し上流へ行ってみるか
あの時聞いてもらった話を整理して本にしようと思っている 出来上がったら意見を聞かせてくれ
幸田露伴 |
+
白雲の詩の記憶 |
初期 | 真実の道にはひっそりと静寂が広がっている |
レベル5(反転) | それは不定でとらえ難い道 |
レベル10(反転) | 僕は私利私欲のない心境を抱いて独り歩いていた |
レベル20(反転) | 過去のそれは長く厳しい苦難の歩みだったが |
レベル30(反転) | これから、この先、どこへつながってゆくのか |
レベル40(反転) | 何が僕らを待ち受けているのか、全くわからない |
+
レベル50(反転) | (司書)様
真蹤寂寞 杳として尋ね難くう 虚懐を抱いて 古今に 歩まんと欲す
これは漱石先生が詠まれた詩です 意味を一言で説明するのは難しいので すが、貴方を見ていると、ふとこの詩 を思い出します この詩のように真実の道を歩む貴方を これからも応援させてくださいね
松岡譲 |
+
燈の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 大衆の中へ机を置き、彼らの気持ちで物を書く |
レベル5(反転) | かつての信念は今も寸分違わずこの胸中にある |
レベル10(反転) | 一騎当千の兵にも匹敵する力強い民衆の声が |
レベル20(反転) | 絶えず我が背を押し、前へと進ませてくれた |
レベル30(反転) | 不器用な我に出来る唯一つの恩返しとして |
レベル40(反転) | この身が朽ちるまで希望の燈を掲げ続けよう |
+
レベル50(反転) | (司書)様
遂にあの菊池をして 「本物だ」と認めさせたぞ 長い時間をかけて調査に付き合って くれた君に一番にお礼を言いたく、 筆を執った次第だ これからこの資料をもとに 長編の執筆に入ろうと思っている 完成した暁には 一番最初に目を通してほしい
吉川英治 |
+
太陽の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 繊細なアンタはまだ悩んでいるかもしれないね |
レベル5(反転) | 親友との間で起こった複雑な問題について |
レベル10(反転) | 全て飲み込むにはきっと多くの時間が必要だ |
レベル20(反転) | 困った事があったらワタシを頼っておくれ |
レベル30(反転) | アンタが今度こそ悔いなく生きていけるように |
レベル40(反転) | 一生懸命手助けするつもりだよ |
+
レベル50(反転) | (司書)様
失敗のない人なんていないよ きちんと自分の行いを反省して 次に生かそうとしている アンタは立派だよ ゆっくりでいいから自分の道を 休まずに歩き続けるのが大事なんだ ワタシはいつでも アンタを応援しているよ!
山本有三 |
+
月の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 平気そうな顔で笑うのはよしてくれよ |
レベル5(反転) | 本当は誰よりも弱い心を隠しているのに |
レベル10(反転) | 自分の事は後回しで人の事ばかり気にかけてさ |
レベル20(反転) | 君は誰も頼りにしないで強がっているけど |
レベル30(反転) | 僕は君の支えになりたいと思ってるよ |
レベル40(反転) | 少しは頼ってくれてもいいんじゃないかな |
+
レベル50(反転) | (司書)様
最近友達の相談に 乗ることが増えました 僕なんかでいいのかなと思う こともあるのですが 頼ってもらえるのは嬉しいものですね あなたも困った事があれば いつでも話して下さい 出来る限り力になりますから
久米正雄 |
+
理想の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | この図書館の人達はみんな良か人たい |
レベル5(反転) | 対話を通して相手を理解しようと努力しとる |
レベル10(反転) | 人間同士争って心をすり減らす時代を乗り越えて |
レベル20(反転) | 誰もが平等に意見を言える世界になったんやね |
レベル30(反転) | おりゃあ達の理想はちゃんと未来に繋がっとった |
レベル40(反転) | 今ここに居られておりゃあは本当に幸せたい |
+
レベル50(反転) | (司書)様
司書さんは本当に気のつく人やね おりゃあ自分が熱ば出しとるなんて いっちょん気付いとらんやった 多喜二としげじが交代で看病に来て くれたんですぐに元気になったよ 心配してくれてありがとね お返しに、司書さんが熱を出した時は おりゃあ一番に駆けつけて看病する けんね。そん時はすぐ呼びなっせ
徳永直 |
+
糸の記憶 |
初期 | 自分は多くの犠牲の上で生き永らえていた |
レベル5(反転) | だから感じていた。糸が僕の体を縛り付けている |
レベル10(反転) | それは見えないほど細く、赤く、痛みを伴う |
レベル20(反転) | そして考えていた。罪というものがあるならば |
レベル30(反転) | 罰が与えられなければならない、と── |
レベル40(反転) | ただそれは、もう昔のこと |
+
レベル50(反転) | (司書)様
みんな未来に一歩ずつ踏み出してい るんだと思う 僕だけ置いていかれるわけにはいかな いよね 実を言うと、ここに来た当初は悪夢を 見ることもあったんだ 過去は変えられないけど、未来は変え られる、そんな当たり前のことに気づ いてからは楽になったよ
中野重治 |
+
夢の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | どいつもこいつもちっぽけな夢しか持ってねえ |
レベル5(反転) | 過去に縋って生きててそれで本当に満足なのかよ |
レベル10(反転) | 自分の全身全霊全力かけて、やりたい事やって |
レベル20(反転) | それでも尽きない夢を追い続けるのが人生だろ |
レベル30(反転) | オレは誰よりもでっけー夢を叶える為に生きてる |
レベル40(反転) | 後ろを振り返ってる時間なんてないぜ! |
+
レベル50(反転) | (司書)様
やっと書き上がったぜ! これこそが新たな「岩野泡鳴伝説」の 序章だ。まだ完璧とは言いがたい所も あるが、そこは後々直せばいい。空前 絶後の大傑作なのは間違いないんだか らな。一番最初に読ませてやるのは、 おまえがオレの愛読者だからじゃねー 真面目な批評を期待してるからだ すぐ読めよ、待ってるからな!
岩野泡鳴 |
+
真実の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 馴れ合いはご免だと言ったはずだ |
レベル5(反転) | 信じるに値するものなどなにもないというのに |
レベル10(反転) | 必死でしがみついて、惨めに生き永らえている |
レベル20(反転) | 滑稽な俺のことなど早く忘れてくれ |
レベル30(反転) | 差し出された手の温かさなど知りたくない |
レベル40(反転) | 終末を迎えた後に、全てを失うくらいなら |
+
レベル50(反転) | (司書)様
礼など言われる筋合いはない 図書館を騒がせる道理の分からない 馬鹿を叩き出すのは当然だ お前もいい加減に つまらない遠慮を捨てて 一人で対処できない時はすぐに呼べ 穏やかなこの場所を守るためなら いくらでも協力してやる
正宗白鳥 |
+
重荷の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 出来る事なら人を避けて静かに生きたかった |
レベル5(反転) | 僕は人が思うような偉い人間じゃなかったから |
レベル10(反転) | 期待される重荷に耐えられなかった |
レベル20(反転) | 今生もきっと聖人や哲人にはなれないから |
レベル30(反転) | 後悔や罪を背負って生きていくのだろうけれど |
レベル40(反転) | 人と生きる喜びを一緒に持っていけたら良いな |
+
レベル50(反転) | (司書)様
本音を言うと、人と付き合うのは それほど得意じゃないんだけど ここの人たちのことは好きだよ 作物を育てるのも、小説を書くのも 手を貸してくれる仲間がいるから 困難を乗り越えられる 僕がしてもらったのと同じように 君の事も手助けをしたいと思っている から、なにかあればいつでも言ってね
徳冨蘆花 |
+
消えない記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 読み捨てられ、忘れられたって構わないんだ |
レベル5(反転) | それは大衆文学の宿命ってやつだからな |
レベル10(反転) | その代わりと言っちゃなんだが |
レベル20(反転) | 一時病苦や貧苦を忘れてうんと楽しんでほしい |
レベル30(反転) | オレたちの文学は生きている全ての人のために |
レベル40(反転) | 無名の人々の幸せのために存在し続けるんだ |
+
レベル50(反転) | (司書)様
純文学の先生ってのはなんでああも 説教が長いのかね 考えすぎは毒だといつも 言ってやるんだが、奴さんききやし ねぇ(あ、お互い様か) オマエも時々深刻な顔をしているが、 もっと気楽にやっていいんだぜ 愚痴位いつでもオレが聞いて やるからさ!
直木三十五 |
+
究明の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 美しく悲しい狂気をはらんだ哀れな魂 |
レベル5(反転) | 本に巣食う者達は或いは私の輩か |
レベル10(反転) | 秘術によって現世に戻った数奇なこの身を |
レベル20(反転) | あの虚ろな魂の解明に捧げましょう |
レベル30(反転) | いつか彼らと「死」を分かち合えた時── |
レベル40(反転) | 共に地獄を歩くのも面白いではありませんか |
+
レベル50(反転) | (司書)様
大事がなかったようでなによりです 暫く暑さが続くようですから、涼しい部屋で安静にお過ごしください 見舞いの品がお口に合えばいいのですが どうか一日も早く快癒されますようお祈り申し上げます
夢野久作 |
+
対峙の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 数奇な運命によって新たな生を歩むこととなった |
レベル5(反転) | 私という個に与えられた魂が再び問いかける |
レベル10(反転) | この時と場所において、私の歩むべき道は何かと |
レベル20(反転) | すべてが異なるこの世界で導き出される答えは |
レベル30(反転) | 孤独な私がたどり着いた一筋の細い細い道 |
レベル40(反転) | 大菩薩峠へ続く道は、風やさしく私の心を洗う |
+
レベル50(反転) | (司書)様
私は皆を見守っているのだと思っていた、だが見守られていたのは私のほうだったようだ 孤独な私も、他者との関わりに希望を持ってもよいのだということか それに気づかせてくれた君には感謝している
中里介山 |
+
友の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 口では色々言いながら薄情な奴だ |
レベル5(反転) | お前は苦悩も寂寥も一人で飲み込んでしまう |
レベル10(反転) | 生涯の友だと信じていたのに |
レベル20(反転) | いや、俺は今も信じているさ |
レベル30(反転) | だからこそお前のそばにいなくちゃならない |
レベル40(反転) | お前のいない世界はあまりにも退屈だからな |
+
レベル50(反転) | (司書)様
アンタは本当に欲がないな アンタと俺の仲だろう、もっと頼ってくれてもいいんだがな アンタの為に骨を折るくらい何でもないことなんだぞ 何かあったらいつでも言ってくれ
菊池寛 |
+
勇気の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 怯懦な僕が戦うなんて、やっぱり向いてない |
レベル5(反転) | 覚悟を決めて一歩前に踏み出そうとしても |
レベル10(反転) | 武器を握った手が震えてしまう |
レベル20(反転) | だけど僕は一人じゃないから |
レベル30(反転) | 恐怖や絶望に負けそうになっている人の為に |
レベル40(反転) | 勇気を振り絞って前に進むよ |
+
レベル50(反転) | (司書)様
僕のとっておきの場所、司書さんも気に入ってくれてよかった! あの野原はね、時期が来ると一面に可愛い野菊の花が咲くんだよ。花畑のそばに座って、小川の音を聞いている とすごく癒されるんだ 次は花の咲く時期に、お弁当を持って遊びに行こうね。皆に内緒だよ!
伊藤左千夫 |
+
失くした記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 神様、私は間違っていたのでしょうか |
レベル5(反転) | 信念の下に生き、己の意思を貫いた筈なのに |
レベル10(反転) | 後に残ったのは、愛を失った孤独な魂でした |
レベル20(反転) | 神様、私にもう一度チャンスを下さい |
レベル30(反転) | 今度こそ、守るべき者達の為に戦う覚悟を |
レベル40(反転) | この手から離さず持ち続けますから |
+
レベル50(反転) | (司書)様
遊園地など何時振りでしょう 連れまわされているうちに いつしか私も童心に帰って 楽しむことが出来ました 賑やかな音楽と、美しい草花 行き交う子供たちの楽しそうな笑顔 あの場所は子供たちの楽園ですね 誘って頂きありがとうございました
三木露風 |
+
鳥の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | ずっと貴方の後を追って走ってきた |
レベル5(反転) | 鴎のように寂しげに飄々と浮世を彷徨する |
レベル10(反転) | 貴方の後ろ姿は自分の唯一の灯であった |
レベル20(反転) | 高く遠く飛翔せる貴方の灰色の翼は |
レベル30(反転) | 自分の羽根と同じ色でなくとも |
レベル40(反転) | 二羽寄り添って空の涯まで行きたいと願う |
+
レベル50(反転) | (司書)様
先日朔先生と海に行った時の お土産を同封します 「これは絶対司書さんの イメージにぴったりだよ」って 朔先生が張り切って 持って帰って来たんですが 気に入ってもらえますかね? 朔先生の思いがこもってるんで 大事にしてくれると嬉しいです
三好達治 |
+
物語の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | ひとりぼっちの小狐がいました |
レベル5(反転) | 他愛ない悪戯で人を傷つけてしまってから |
レベル10(反転) | すっかり臆病になってしまった小狐は |
レベル20(反転) | また人と仲良くなりたい一心でお話を作りました |
レベル30(反転) | 人を笑顔にする物語をもっとたくさん作りたくて |
レベル40(反転) | 今日もこっそり 人間観察をしています |
+
レベル50(反転) | (司書)様
いつもお話を聞いてくれてありがとうございます 司書さんの笑顔は太陽みたいにあたたかくって、お話ししていると嬉しくなっちゃうね ぼくも司書さんみたいにやさしい大人になりたいな 司書さん、それまで待っていてくれますか?
新美南吉 |
+
子供の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 大人になるにつれて皆忘れちゃうんだね |
レベル5(反転) | 友達と大喧嘩をした独りぼっちの夜の心細さや |
レベル10(反転) | 拭えない悲しみも、僕は全部忘れずにいたい |
レベル20(反転) | 大好きな友達と心が通じ合った時の嬉しさと |
レベル30(反転) | 仲直りの後に二人で見た綺麗な朝焼けの色を |
レベル40(反転) | 一人で泣いているあの子に教えてあげたいんだ |
+
レベル50(反転) | (司書)様
あの後ちゃんと賢治と話して 仲直りしたから心配しないで あなたが間に入ってくれたからか 最初よりは落ち着いて話せたよ やっぱりあなたは人の気持ちを 汲み取って説明するのが上手だね 次はあなたの言い方を真似して言って みようと思う。練習に付き合って貰え ると助かるんだけど、頼めるかな
小川未明 |
+
流離の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 落魄し人を遠ざけて流浪した果てに |
レベル5(反転) | あたたかな人の輪の中に流れ着くとは |
レベル10(反転) | 人生とは分からないものだ |
レベル20(反転) | 安寧の日々に憩い、しみじみと思うのは |
レベル30(反転) | 人の真心の尊さと歌を詠む楽しさ |
レベル40(反転) | 今夜もとうとうたらりと微睡みながら酒を飲む |
+
レベル50(反転) | (司書)様
いつも忙しそうにしているな 仕事が捗らないときは なにもかも忘れて遊びに行くのも 一つの手だぞ 祇園をそぞろ歩きとは行かなくとも 美味い珈琲を飲むだけでも 良い気分転換になる いつでも付き合うから 息抜きしたくなったら呼びにこいよ
吉井勇 |
+
反逆の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 人生お先真っ暗、この世こそが地獄 |
レベル5(反転) | 人に愚弄され仲間に嘲笑され、遂には抹殺された |
レベル10(反転) | 僕の気持ちがあんたたちに分かるものか |
レベル20(反転) | 優しい気休めや慰めなんかいらないんですよ |
レベル30(反転) | この身を焼き尽くしてなお消えぬ叛逆の炎が |
レベル40(反転) | 全てを白く塗り替える様をしかと見届けて下さい |
+
レベル50(反転) | (司書)様
劇場に行ったのは久方ぶりでしたよ やはりあの空気は良いもんだ。お芝居も 面白かったしね。何といっても脚本 と演出が良かったです。こういう事を 言うのは癪ですけどね。僕を唸らせる ほどの傑作だったという事です あーたと紅葉の誘いじゃなきゃ あの舞台を見る事はなかったでしょう 有難いお節介でしたよ
山田美妙 |
+
赤い鳥の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 慣れ親しんだ籠から解き放たれた赤い鳥が |
レベル5(反転) | 帰り路を見失って独りさびしく鳴いている |
レベル10(反転) | 友と道をたがえ途方に暮れるあわれな小鳥 |
レベル20(反転) | しかしお前はけっして無力ではないのだ |
レベル30(反転) | その小さな足で地面を蹴り、空を見上げてごらん |
レベル40(反転) | お前は無限の大空に羽ばたく翼を持っている |
+
レベル50(反転) | (司書)様
実はね、『赤い鳥』をやめてしまお うと思ったことが何回かあったんだ 雑誌の編集はとっても大変だから でも、その度に司書さんが子供たちの お手紙や感想を教えてくれて、弱った 心を元気づけてくれたんだ。ここまで 頑張ってこられたのは君のおかげだよ いつもありがとう これからも応援よろしくね!
鈴木三重吉 |
+
旅路の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 様々な物を見てきた。人も、街も、景色も |
レベル5(反転) | 新たな出会いの度、俺は心を揺さぶられた |
レベル10(反転) | たとえ二度と会えなくなったとしても |
レベル20(反転) | 思い出が心の中から消えてしまう事はない |
レベル30(反転) | 抱えきれないほどの出会いと別れを持って |
レベル40(反転) | 俺はゆっくりこの旅路を楽しんでいこう |
+
レベル50(反転) | (司書)様
錬金術というのは素晴らしい物だね 人の記憶を掴まえて、かつて失われた 街や人の姿さえ再現する事が出来るの だから 現在の風物だって、そりゃあ良い物に は違いないが、昔の物の中にしかない 良さもある 懐かしい景色の中で、ゆっくりと過ご してみたら、元気が出てきたようだ
内田百? |
+
十字架の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 我が心の中心には常に悔恨の念がある |
レベル5(反転) | 救えなかった患者を思って夜も眠れず |
レベル10(反転) | 彼を蝕んだ病を憎み、未熟な己の腕を恨んだ |
レベル20(反転) | 悔恨の日々が私を育て、奮い立たせたのだ |
レベル30(反転) | 後悔の果てに再び人を救う命を授かった今 |
レベル40(反転) | 命尽きるその日まで、彼らの支えとなろう |
+
レベル50(反転) | (司書)様
早世した友や師と幸福を分かち合う 日が来るなど考えもしなかった 私は今生きる喜びを噛みしめている しかし皆がその喜びを享受出来ている 訳ではない。私は彼らの苦悩を癒やし いつの日か救ってやりたいと思う 君がいれば、この夢もいつか現実と なるかもしれない その日が来るまで共に戦ってほしい
斎藤茂吉 |
+
初日の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | ケルルン クック 聞こえるかい? |
レベル5(反転) | かえるは冬のあいだは土の中にいて |
レベル10(反転) | 春になると地上に出てきます |
レベル20(反転) | 土の中から顔を出し 空の青さを知るおいら |
レベル30(反転) | そよぐ風に揺れる若葉 川面に光が眩しく跳ねる |
レベル40(反転) | ケルルン クック ほら、おいらは生きている |
+
レベル50(反転) | (司書)様
ぎゃわずがいつも言っているよ&br小さなまんまるおたまじゃくしもいつかはかえるになるものだってね! おいらはどんなかえるになるのかなあ 君は、どんなかえるになりたい? またお話して聞かせてね
草野心平; |
+
迷子の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 兄貴を喪った日の衝撃は今も忘れない |
レベル5(反転) | この世にたった一人しかいない大好きな兄貴の事 |
レベル10(反転) | もっと理解してあげたかった、力になりたかった |
レベル20(反転) | あの日の後悔を乗り越える為に、ここまで来たよ |
レベル30(反転) | 今度道に迷った時は、絶対僕が傍にいるから |
レベル40(反転) | ずっと一緒に歩いていこう、武郎兄 |
+
レベル50(反転) | (司書)様
本当はまだちょっと不安だったんだ でも君が武郎兄に本音を聞いてくれた お陰で安心したよ 僕が聞き出せなかった武郎兄の本音を 君が引き出したのは少し悔しいけどね 「頼りにしている」って言葉、いつか 武郎兄の口から直接聞きたいな それまでもっともっと頑張ろうっと!
里見? |
+
の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | |
レベル5(反転) | |
レベル10(反転) | |
レベル20(反転) | |
レベル30(反転) | |
レベル40(反転) | |
+
死者の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 二度とこの道が交わることはないのだと |
レベル5(反転) | 違う道を行くことが俺たちの宿命だと思っていた |
レベル10(反転) | 死が分かつ縁もあれば死が繋ぐ縁もあるのだ |
レベル20(反転) | 身を切り裂く恐怖が身を包もうとも |
レベル30(反転) | 俺は何度でも暗闇の先に手を伸ばす |
レベル40(反転) | この先に見える未知の景色を君と共に見たいんだ |
+
レベル50(反転) | (司書)様
数えてみると、ここへ来てから 随分とたくさん論文を書いてきた俺 だが、詩作はほとんどやらなかった 詩心は遠い昔に忘れたと思っていたが 友が詩歌について楽し気に話す姿に触 発され、久しぶりに筆を執ったんだ 言葉が自然に溢れ出る感覚を取り戻し て、童心に帰ったような心地がしたよ これもこの場所のお陰かもしれないな
柳田國男 |
+
復活の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | この島田清次郎に指をさして嘲った者共よ |
レベル5(反転) | お前達は所詮理想という牢獄に囚われた負け犬だ |
レベル10(反転) | 不条理な事実から目を背けても何も変わらないぞ |
レベル20(反転) | 地を這い泥水を啜ってきた貧しい者、惨めな者よ |
レベル30(反転) | 今こそ顔を上げ、反骨の精神を見せる時だ |
レベル40(反転) | お前達の天には島田清次郎という名の太陽がある |
+
レベル50(反転) | (司書)様
これまでどんな人間も、オレの心の 深淵を覗く事は出来なかった。誰も オレの知性と天才を理解できなかった からだ。しかしアンタは、オレの真の 目的と理想を理解しているようだ まだオレには遠く及ばないが、努力を 怠らなければ共に遥かな高みを目指す 同志となる日が来るかもしれないな
島田清次郎 |
+
居場所の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 何処へ行こうと、この虚無感が無くなる事はない |
レベル5(反転) | 分かっていても逃げ出したくなる事はある |
レベル10(反転) | そんな俺に、あいつは笑いながら言う |
レベル20(反転) | 「お前が帰ってくるのをずっと待ってるよ」 |
レベル30(反転) | 太宰は狡い奴だ。お前にそう言われたら、俺は |
レベル40(反転) | お前のいる所へ帰って来るしかないじゃないか |
+
レベル50(反転) | (司書)様
手つかずの自然の中に入ると日常の雑音から解放されて心が楽になる だというのに、いつの間にか図書館の騒がしさが恋しくなっているのはどういう訳だろうな 俺も少しずつここに染まってきたか そんな自分を発見できた事が、今回の旅の収穫かもしれないな
檀一雄 |
+
独楽の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 正反対の二人が分かり合うなど出来はしない |
レベル5(反転) | 俺は秉のやる事にはなんでも率直に物申し |
レベル10(反転) | 秉も志を曲げて迎合する事はなかった |
レベル20(反転) | 本気でぶつかり合える唯一の友だ |
レベル30(反転) | 気遣いはいらない、どんな事でも隠さず言え |
レベル40(反転) | お前とまた俳句が出来て嬉しいんだ |
+
レベル50(反転) | (司書)様
句会に参加するのも慣れてきただろ う。次はお前も一句発表してみてはど うだ。人に見せるのが不安なら、俺が 事前に添削をしよう 人の句を読むのも楽しいが、作る楽し みはそれに勝るものだ 遠慮せずにいつでも持ってきてくれ
高浜虚子 |
+
縁の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | きよは本当に素直じゃないんだから |
レベル5(反転) | 「たとふれば独楽のはじける如くなり」 |
レベル10(反転) | その句に行き着くまでの思いを直接聞きたかった |
レベル20(反転) | 俺はもう二度ときよに背中を向けたりしない |
レベル30(反転) | のぼさんや仲間が繋いでくれた俺たちの縁は |
レベル40(反転) | 結び直す度に強くなるって信じてるよ |
+
レベル50(反転) | (司書)様
お土産のお菓子を同封するね 旅先で見つけたお菓子、のぼさんが すごく美味しかったって言うから 君の分も買ってきたんだ 皆で歩いて、たくさん俳句を詠んで 本当に楽しい旅行だったよ! こんな日が来るなんて思わなかった これも君のお陰だよ、ありがとう
河東碧梧桐 |
+
救いの記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 運命は人間の形を刻み、境遇は人間の姿を作る |
レベル5(反転) | 僕らは見えざる苦縄によって手足を縛られ |
レベル10(反転) | 悪魔の甘い囁きによって耳を塞がれている |
レベル20(反転) | 憐れむべき悲觀と惨憺が繰り返しおとずれる |
レベル30(反転) | 果てなき天と底なき地の間で |
レベル40(反転) | 僕は救いの光を見つけられるだろうか |
+
レベル50(反転) | (司書)様
熱烈な感想を有難う 言葉に込めた思いをひとつひとつ 丁寧に汲み取ってくれて嬉しいよ 君の感想を読みながら 僕も胸が熱くなるのを感じたよ 僕の詩に共感してくれた君も 誰かに恋をしているのかな、なんてね
北村透谷 |
+
はじめの記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 日常を求めていたはずだった |
レベル5(反転) | しかし非日常も続けば日常となってしまう |
レベル10(反転) | これも悪くないと思い始めたのはいつからだろう |
レベル20(反転) | 振り返ってみれば、いろいろなことがあった |
レベル30(反転) | この図書館で始まった戦いのすべてを見てきた |
レベル40(反転) | それに気づいた時、少し嬉しさを感じたんだ |
+
レベル50(反転) | (司書)様
非日常も日常になってしまうと、いろんなことも気にならなくなってしまうものだね 僕がここに来てずいぶん経つけど、正直に言うとこんなに人が増えて賑やかになるとは思っていなかったよ 僕が古株として頼られるようになったのも、今となっては昔の話だね
徳田秋声 |
+
愛の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 語るべき言葉も、目指す理想も失くしてしまった |
レベル5(反転) | からっぽになった僕が生きる理由はなんだろう |
レベル10(反転) | 答えてくれる人はどこにもいない |
レベル20(反転) | でも、一緒に考えてくれる仲間ができたんだ |
レベル30(反転) | 答えは簡単に見つからないかもしれないけれど |
レベル40(反転) | 支えてくれる人の愛とともに、僕はまえに進み続ける |
+
レベル50(反転) | (司書)様
この図書館は文学者の魂が集う場所だけど、傷つく疲れた人の心を癒やす いこいの場にもなっているんだね 僕も最初は不安ばかりだったけれど 皆と対話していくうちに、思いを 分かち合えるようになったよ 僕らは良い未来に向かっている 今はそんな風に感じているよ
トルストイ |
+
救いの記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 俺はこの世でずっと辛酸を嘗めてきた |
レベル5(反転) | 文学がなければ何処かでくたばっていただろう |
レベル10(反転) | いや、文学だけじゃないな |
レベル20(反転) | あまりに眩しいのに目をそらすことができない |
レベル30(反転) | そんな人間との出会いが俺の心を生かしてきた |
レベル40(反転) | 文学が俺の血肉であり、人が心の救いなのだ |
+
レベル50(反転) | (司書)様
やれやれ、レフだけじゃなくアンタ もか。どいつもこいつもお節介のお人 好しで参るよ。厄介者のことも平等に 扱ってくれるのは有難いことだがな わざわざ探さずとも、ちゃんと戻って くるさ。どうせ俺の帰る場所は、ここ しかないんだからな
ドストエフスキー |
+
賢者の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 人の心はかくも美しくゆかしいものか |
レベル5(反転) | 学究のアルケミストとして、文学者として |
レベル10(反転) | 世界のすべてを解き明かしたいと願っていました |
レベル20(反転) | そうして真理の光が差し込めば差し込むほど |
レベル30(反転) | 心は輝きを増しさらに私を惹き付ける |
レベル40(反転) | それに気づくことができた私は幸福な人間です |
+
レベル50(反転) | (司書)様
膨大な資料の整理がようやく終わり ました。疲れる仕事でしたがおかげ さまで私も錬金術の新しい知見が得ら れましたよ、これからも同じ学究の徒 として共に励んでまいりましょう
ゲーテ |
+
求道者の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 美を貫くことができるのは選ばれた人間だけ |
レベル5(反転) | だからこそ僕はこの魂を美の女神に捧げる |
レベル10(反転) | あるとき美の女神は言った、コレスポンダンス |
レベル20(反転) | 神が悪魔に、醜が美に、万物は照応し変化する |
レベル30(反転) | 僕の魂が変化すれば、誰かの魂も変化する |
レベル40(反転) | その変化は世界中に音楽のように響き渡るのだ |
+
レベル50(反転) | (司書)様
才能があるにも関わらずこまやかに 働きつづける君は美しい、僕には持ち 得ない美徳といっていいだろう そんな君へ僕の詩を送ろう、錬金術と アルケミストをモチーフにした詩だ ぜひ、目と耳を通して味わってほしい
ボードレール |
+
探求者の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 目を閉じて、吹き抜ける風を肌に感じる |
レベル5(反転) | 色が、言葉が、あちこちで煌めいている |
レベル10(反転) | この風は僕をどこへ導いていくのだろうか |
レベル20(反転) | かつて僕は詩にさよならを告げた |
レベル30(反転) | 今、僕は再び詩にあいさつをする |
レベル40(反転) | もう一度詩人になる。あの時の言葉を心に携えて |
+
レベル50(反転) | (司書)様
君からもらったものは全部心にしま っているよ。司書さんだけじゃなくて 兄貴も、みんなのもだけど 僕はたくさんのものをもらってるから お返しができるようにならなくちゃね
ランボー |
+
勇者の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 人は生きている限り、立ち上がることができる |
レベル5(反転) | ずっとそう信じてきたじゃないか |
レベル10(反転) | 立ち上がるということはペンを持つということ |
レベル20(反転) | 俺は老人のように毎日、少しずつ進んでいく |
レベル30(反転) | そうすればいつか、運命の女神が微笑む時 |
レベル40(反転) | すべての準備ができているはずだ |
+
レベル50(反転) | (司書)様
最近はヘミングウェイの名に相応し いというよりも、己の心に恥じない男 でありたいと思うようになった 考え方が一つ変わるだけで、心も軽く 感じるものなのだな
ヘミングウェイ |
+
創造者の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | この作りごとを何によってあがなうか? |
レベル5(反転) | ミューズへの問いかけへの答えは実にシンプルだ |
レベル10(反転) | 言葉でもって、描写でもって、世界を彩っていく |
レベル20(反転) | かつて煌めく緑の光を追って手にした栄光 |
レベル30(反転) | それはもう二度と手に入らないものだとしても |
レベル40(反転) | かのミューズに捧げた世界は消えはしない |
+
レベル50(反転) | (司書)様
書いてきた作品も溜まってきたから 本にまとめてやろうかと思っているん だが、それについて頼みがある ギャツビーが読めるように本を概念化 したいんだ、これはアルケミストであ るお前にしか頼めない 俺の一生のお願いだ、最大級のお礼を するから考えてくれないか?
フィッツジェラルド |
+
可能性の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | すべてが予定調和の世界は退屈でしかたがない |
レベル5(反転) | だからこそ、未知との出会いを探求し続ける |
レベル10(反転) | それはチェスの駒をひとつずつ進める様に |
レベル20(反転) | それがエドガー・アラン・ポーという者の在り方 |
レベル30(反転) | 高い壁が現れようとも、背に重圧を感じようとも |
レベル40(反転) | 私の歩みが止まる事は、二度とない |
+
レベル50(反転) | (司書)様
私は受けた恩はきっちり返す性分だ 私の目指した完璧な芸術を紐解こうと するその殊勝な態度にも免じて、協力 してやろう
その錬金術の研究とやらはどんなもの だ、私に頼むからには私の趣味に合う ものなのだろうな
ポー |
+
暗闇の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 私、識る、しない物に、支配された世界 |
レベル5(反転) | 此処にいる、何故? 私、理解不能 |
レベル10(反転) | 深い、底のない、暗闇の中で |
レベル20(反転) | 私、識った。恐怖、支配する、神の存在 |
レベル30(反転) | 暗闇、孤独、もう無いです |
レベル40(反転) | 私、います。いつまでも、永久に、ポー様と共に |
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レベル50(反転) | (司書)様
アナタノコトバ マナブ シマシタ アリガトウ イイマス ワタシ 「シ」 タクサン カキマス
ラヴクラフト |
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悪夢の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 悪夢に囚われている間に、私は多くの物を失った |
レベル5(反転) | 地位と名声と誇り――私を英国紳士たらしめた物 |
レベル10(反転) | 失ってみれば、なんと身軽な事か |
レベル20(反転) | 私は再びステッキを握り、冒険の旅へ出る |
レベル30(反転) | 未知への好奇心を創作の充実感に変える為に |
レベル40(反転) | 私の分身よ、次は楽しい夢を見ることにするよ |
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レベル50(反転) | (司書)様
君のお陰で居心地良く過ごさせて貰っているよ。 愛する祖国には及ばないが、紅茶もなかなか良くなった。 ここには面白い作家が沢山いるしね。彼らから受ける刺激は何物にも代え難い
私は今、新たな物語を執筆している 私の第二の人生の、最初の一歩となる物語だ 出来上がりを期待していてくれたまえ
コナン・ドイル |
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君の記憶 |
指環レベル | 内容 |
初期 | 現実の世界はいつだって僕に辛辣で意地悪だ |
レベル5(反転) | 空想の世界だけが僕を温かく迎え入れてくれる |
レベル10(反転) | なのに扉の向こうには独りぼっちの君がいたから |
レベル20(反転) | 後ろも見ずにこの世界に飛び込んでしまったんだ |
レベル30(反転) | ねえアリス、僕が君の夢を守る盾になるから |
レベル40(反転) | 僕らの物語を、いつまでも紡ぎ続けよう |
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レベル50(反転) | (司書)様
あなたの発想にはつくづく驚かされます。どうして僕にお話の会を開いて欲しいと要求してきたのか、最初は分からなかったけれど、蓋を開けてみれば大成功でしたね 僕にとっても面白い試みでした 次はあなたにお題を出してもらったら面白いかもしれませんね。どんなお話が出来上がるか楽しみです
ルイス・キャロル |
仕様変更履歴 †
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- 「指環」実装当時は徳田秋声の指環のみ召装からは排出されなかった。2021年2月の誕生日以降召装に追加されるようになった。
- 実装当時は文豪の精神が侵蝕された状態では指環の着脱ができなかった(指環の着脱の前に文豪の侵蝕を補修する必要があった)。
2021年7月28日の大型アップデートで「補修」が廃止され、戦闘終了と同時に侵蝕が全回復するようになったため、この仕様は廃止された。
- 2021年7月28日の大型アップデートで「耐久度」が廃止された。以下のような仕様であった。
- 耐久度のデフォルトは30(=30回潜書できる)。
1回潜書する度に1ずつ消費していき、0になるとその指環を装備した状態では潜書できなくなる。
- 耐久度は「召装一覧」から遷移できる「指環一覧」、もしくは有碍書選択時の「即時回復」で洋墨を消費することで全回復できる(指環の補修)。
- 補修に必要な洋墨量は、耐久度の残り数値や武器種に関わらず「100」固定。
- 耐久度が0になっても指環がロスト(消滅)することはないので、コスパを考えるなら、耐久度が0になってから補修することをお勧めする。
- 同じ指環を再度入手した場合、指環1つにつき耐久度の上限が30ずつ上昇する。
- 最終的な耐久度の上限は不明。少なくとも330までは上がることが確認されている。
- 再度入手した時点で、耐久度は即座に回復する。
- 再入手しても、耐久度以外の値は不変である(指環ボーナスや指環レベルの最大値が上昇することはない)。
- 耐久度が10以下になると一覧画像で指環に黒い靄のようなエフェクトがかかることが確認されている。
- このエフェクトは軽量化設定をONにするとカットされる模様。

- 耐久度の廃止に伴い、重複した指環は思念素50に変換される仕様となった。
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