文豪作品リンク集 (新)有碍書・封蔵書 †
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文豪作品ページ: 文豪別作品一覧 1〜 / 31〜 / 61〜 / 海外作家
(新)有碍書として登場する作品 †
「い」の段 〜 「は」の段 †
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タイトル | 作者 | 青空文庫 | 国会図書館DC | Wiki pedia | 概要・備考 |
タイトル | 作者 | 青空文庫 | 国会図書館DC | Wiki pedia | 概要・備考 |
「い」の段 |
黴 | 徳田秋声 | 新字新仮名 | 黴・足迹(新潮社,1926)収録 | ■ | 結婚と執筆活動の間でもがき苦しむ作家笹村の重苦しい生活を描いた、私小説風小説。【長編】 |
むらぎも | 中野重治 | 著作権存続中 | | | 金沢の旧制高校から東京帝大に入学した片口安吉の〈新人会〉での活動を核に描かれる自伝的小説。【長編】 |
青春の逆説 | 織田作之助 | 新字新仮名 | | | 過剰な自意識に振り回される不器用な美貌の青年の成長を点綴した自伝的小説。【長編】 |
西班牙犬の家 | 佐藤春夫 | 新字新仮名 | 病める薔薇 (天佑社,1914)収録 | | 愛犬フラテと共に「私」は知らない町へ歩いていく。ふと現れた西洋風の不思議な家に入ると…。【短編】 |
「ろ」の段 |
風立ちぬ | 堀辰雄 | 新字新仮名 | 作品集.第三 (角川書店,1946)収録 | ■ | 重い病に冒されている婚約者に付き添う「私」が、やがて来る愛する者の死を覚悟し、二人の日々を過ごす。【長編】 |
縮図 | 徳田秋声 | 新字新仮名 | | ■ | 東京日本橋で芸者屋を営む銀子の半生と、彼女をめぐる男女の悲喜。【長編】 |
多情多恨 | 尾崎紅葉 | | 全集.第1巻 (春陽社,1926)収録 | | 亡妻を慕いつづける青年教師が、嫌いであった友人の妻に魅かれるにいたる。【長編】 |
五重塔 | 幸田露伴 | 新字新仮名 | 五重塔 (春陽堂,1932)収録 | ■ | 抜群の腕だが鈍重な性格の大工十兵衛が、五重塔を独力で建てようとする。【短編】 |
「は」の段 |
其面影 | 二葉亭四迷 | | 其面影 (春陽堂,1916) | ■ | 学校教師小野哲也が、戦争未亡人の義妹小夜子に恋し、苦悩し、没落してゆく。【長編】 |
不在地主 | 小林多喜二 | 新字新仮名 | 不在地主・オルグ(改造社,1933)収録 | | 磯野小作争議という実際の事件をモデルに、農村の搾取構造を描く。【長編】 |
梨の花 | 中野重治 | 著作権存続中 | | ■ | 北陸の村で成長する一人の少年を描いた自伝的な作品。【長編】 |
太陽のない街 | 徳永直 | | 第二部 失業都市東京 (中央公論社,1930)
現代長篇小説全集 第11巻 (三笠書房,1937)収録 | ■ | 印刷工場が行った首切りは社会をゆるがす大争議に発展。実際の争議を元に労働者の群像を描く。【長編】 |
「に」の段 〜 「へ」の段 †
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タイトル | 作者 | 青空文庫 | 国会図書館DC | Wiki pedia | 概要・備考 |
タイトル | 作者 | 青空文庫 | 国会図書館DC | Wiki pedia | 概要・備考 |
「に」の段 |
邪宗門 | 北原白秋 | 新字旧仮名 | 邪宗門 (易風社,1909) | ■ | 北原白秋の第一詩集。象徴詩の先駆であり、当時の官能的・異国的・退廃的な詩風を代表。 |
酒ほがひ | 吉井勇 | | 酒ほがひ (昂発行所,1910) | | 吉井勇の第一歌集。『明星』『スバル』などに発表した719首を収載。装丁は高村光太郎。 |
悲しき玩具 | 石川啄木 | 新字旧仮名 | 傑作歌選:第8輯 (抒情詩社,1915)収録 | ■ | 石川啄木の第二歌集。《一握の砂》以後の194首と歌論2編を収める。一首三行書き。 |
海の声 | 若山牧水 | | 海の声 (生命社,1908) | | 若山牧水の第一歌集。自費出版により刊行された。1906年〜1908年(明治39-41)の3年間の475首が収められている。 |
「ほ」の段 |
こゝろ | 夏目漱石 | 新字新仮名 | こころ (岩波書店,1917) | ■ | 夏休みに鎌倉由比ヶ浜に海水浴に来ていた「私」は、同じく来ていた「先生」と出会い、交流を始め、やがて先生の過去を知る。漱石の代表作の一つ。【長編】 |
高瀬舟 | 森鴎外 | 新字新仮名 旧字旧仮名 | 高瀬舟 (春陽堂,1918)収録 | ■ | 罪人を遠島に送るために高瀬川を下る舟に、弟を殺した喜助という男が乗せられた。護送役の同心は、喜助が晴れやかな顔をしていることを不審に思い、訳を尋ねる。【短編】 |
歌よみに与ふる書 | 正岡子規 | 新字新仮名 | 竹里歌話 (アルス,1922)収録 | ■ | 正岡子規の歌論。短歌(和歌)の改革への決意表明とも言えるもの。 |
当世書生気質 | 坪内逍遥 | | 現代日本文学全集.第2篇 (改造社,1929)収録 | ■ | 明治初期の書生たちの生活を描いた小説。 「小説神髄」で示した写実主義を主張する文学論を実践したものだが、勧善懲悪の様式である戯作の影響が強い。【長編】 |
「へ」の段 |
山羊の歌 | 中原中也 | 新字旧仮名 | | | 中原中也の第一詩集。1924年〜1930年(大正13-昭和5)までの作44詩篇収録。代表作に「サーカス」「汚れっちまった悲しみに…」など。作者生前に刊行された唯一の詩集。 |
殉情詩集 | 佐藤春夫 | | 遅日抄(文園社,1942)収録 | | 佐藤春夫の第一詩集。少年の日の恋愛をうたった詩と、谷崎潤一郎夫人千代への傷心の恋情をうたった詩23編から成る。 |
土曜夫人 | 織田作之助 | 新字新仮名 | | | 戦後の混乱の中、京都を舞台にさまざまな女性達の土曜日の物語が繰り広げられる。【長編(未完)】 |
風博士 | 坂口安吾 | 新字新仮名 | | ■ | 風博士の自殺を偽装した嫌疑をかけられている主人公が弁解する様を描くナンセンス作品。【短編】 |
「と」の段 〜 「り」の段 †
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タイトル | 作者 | 青空文庫 | 国会図書館DC | Wiki pedia | 概要・備考 |
タイトル | 作者 | 青空文庫 | 国会図書館DC | Wiki pedia | 概要・備考 |
「と」の段 |
ふらんす物語 | 永井荷風 | | 新編ふらんす物語 (博文館,1915) | ■ | 短編小説集。著者が明治40年〜41年にかけてフランスに遊学した経験をもとにしている。 |
城の崎にて | 志賀直哉 | 著作権存続中 | | ■ | 山手線にはねられたが九死に一生を得た主人公が、身近な動物の死に託して死生観を語る。【短編】 |
河童 | 芥川龍之介 | 新字新仮名 | 肉筆原稿(1927) 大導寺信輔の半生(岩波書店,1930)収録 | ■ | ある精神病院の患者が話す、河童の国訪問の体験談。芥川の晩年の代表作。【短編】 |
斜陽 | 太宰治 | 新字新仮名 | 斜陽 (新潮社,1947) | ■ | 敗戦後の没落貴族の家庭を舞台に、母、姉、弟、そして姉の恋人である無頼の作家の姿が姉の独白や手紙を通して語られる。【長編】 |
「ち」の段 |
カインの末裔 | 有島武郎 | 新字新仮名 | 有島武郎著作集.第3輯(新潮社,1918)収録 | ■ | 北海道のきびしい自然を背景に、無知で野性的な小作人仁右衛門の悲惨な生活を描く。【短編】 |
和解 | 志賀直哉 | 著作権存続中 | | ■ | 父との長い不和と、その和解していく過程をたどる私小説。【中編】 |
多情仏心 | 里見弴 | 著作権存続中 | | | 主人公のさまざまな恋愛遍歴と多情のうちにも真心に徹した生き方を描く。【長編】 |
白樺 | 武者小路実篤 (編集) | | | ■ | 文芸・美術雑誌。1910(明治43)年4月創刊、1923(大正12)年8月終刊。学習院の同級生であった武者小路実篤、志賀直哉らの『望野』を中心に、里見弴らの『麦』、柳宗悦、郡虎彦らの『桃園』が合流し、さらに有島武郎、生馬らが参加して創刊された。 |
「り」の段 |
短歌歳時記 | 吉井勇 | | 短歌歳時記 (臼井書房,1942) | | 1942年(昭和17)刊行の歌集。十二の月ごとに分けて、季節の主題に沿った短歌を収載。 |
父帰る | 菊池寛 | 新字新仮名 | 藤十郎の恋 (新潮社,1920)収録 | ■ | 妻子を捨てて20年後、落ちぶれて帰ってきた父を迎える家族の複雑な心情を描く。【戯曲(全一幕)】 |
小説神髄 | 坪内逍遥 | | 小説神髄 (松月堂,1885) | ■ | 坪内逍遥の小説論。江戸文芸にみられる戯作性・勧善懲悪主義を排し、文学そのものの自律的価値と心理・感情をありのままに描写する写実主義を提唱した。 |
受験生の手記 | 久米正雄 | 旧字旧仮名 | 学生時代(新潮社,1918)収録 | | 一高入試に再度失敗して弟に先を越され、恋も敗れて苦悩する兄の心理を描く。【短編】 |
「ぬ」の段 〜 「を」の段 †
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タイトル | 作者 | 青空文庫 | 国会図書館DC | Wiki pedia | 概要・備考 |
タイトル | 作者 | 青空文庫 | 国会図書館DC | Wiki pedia | 概要・備考 |
「ぬ」の段 |
日輪 | 横光利一 | 新字新仮名 | 御身 (金星堂,1924)収録 | ■ | 卑弥呼の伝説に基づく。度重なる運命の皮肉に襲われる卑弥呼をめぐる愛憎と闘争を描く。【中編】 |
甲乙丙丁 | 中野重治 | 著作権存続中 | | | 共産主義運動、民主主義文学運動にかかわる人間群像を描く。【長編】 |
菜穂子 | 堀辰雄 | 新字新仮名 | 菜穂子 (鎌倉文庫,1946) | ■ | わだかまりを持ちながら結婚生活を送っていた菜穂子は、ある日喀血し、サナトリウムに入ることとなる。菜穂子とその夫と幼馴染の男の群像劇。生と死の狭間のなかでの心のすれ違いを描く。【長編】 |
雪国 | 川端康成 | 著作権存続中 | | ■ | 無為徒食の自由人島村と上越の温泉町の芸者駒子、美少女葉子の織りなす心理の展開を通じて、人間の宿命的な生の悲しみを描く。【中編】 |
「る」の段 |
真珠夫人 | 菊池寛 | 新字新仮名 | 前編 後編 (新潮社,1921) | ■ | 父の借金により船成金の老人のもとに嫁がされた華族の令嬢瑠璃子が、男たちを手玉にとって生きてゆくさまを描いた愛憎劇。【長編】 |
蜘蛛の糸 | 芥川龍之介 | 新字新仮名 | 傀儡師 (新潮社,1919)収録 | ■ | 悪党カンダタが、釈迦が天から下ろした蜘蛛の糸にすがって極楽へと上るが…。芥川の初の児童文学作品。【短編】 |
父の死 | 久米正雄 | 新字旧仮名 | 手品師:他七篇(新潮社,1918)収録 | | 主人公の父は厳格な校長先生。勤めている学校の失火の責任を感じ、壮絶な最期を遂げる。作者の実体験が元。【短編】 |
真実一路 | 山本有三 | 著作権存続中 | | ■ | 父と姉に育てられた義夫少年を主人公に、人生を“真実一路”に生きようとしながら傷ついていく人々の真摯な姿を描く。【長編】 |
「を」の段 |
ごん狐 | 新美南吉 | 新字新仮名 | | ■ | 悪戯好きの小狐ごんと村人兵十の交流とすれ違いを描く。現在親しまれているのは鈴木三重吉が編集した版。【童話】 |
赤い蝋燭と人魚 | 小川未明 | 新字新仮名 | 日本童話集 中(アルス,1927)収録 | ■ | 人間の優しさに幻想を抱いた人魚の母によって、老夫婦に託され、裏切られた人魚の娘の物語。【童話】 |
千鳥 | 鈴木三重吉 | 新字新仮名 | おみつさん (春陽堂,1912)収録 | | 主人公の青年の可憐な女性への淡い慕情を描く。作者が児童文学に集中する以前の作品。【短編】 |
銀河鉄道の夜 | 宮沢賢治 | 新字新仮名 | | ■ | 孤独な少年ジョバンニが、友人カムパネルラと銀河鉄道の旅をする物語。生前未発表で草稿の形で遺された。【童話/長編】 |
「わ」の段 〜 「よ」の段 †
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タイトル | 作者 | 青空文庫 | 国会図書館DC | Wiki pedia | 概要・備考 |
タイトル | 作者 | 青空文庫 | 国会図書館DC | Wiki pedia | 概要・備考 |
「わ」の段 |
赤光 | 斎藤茂吉 | | 赤光 (東雲堂書店,1913) | ■ | 斎藤茂吉の第一歌集。1905年(明治38)より13年8月に至る834首を逆年代順に収める。 |
野菊の墓 | 伊藤左千夫 | 新字新仮名 | 左千夫全集.第2巻 (春陽堂,1921)収録 | ■ | 主人公政夫がまだ少年のころの幼い恋を回想する。【中編】 |
病牀六尺 | 正岡子規 | 新字旧仮名 | 病床六尺(清文堂文化教材社,1947) | | |
ほととぎす | 河東碧梧桐 (編集) | | | ■ | 俳句雑誌。(明治期は総合文芸雑誌)1897年(明治30)に正岡子規の友人である柳原極堂が松山で創刊。誌名は創刊時はひらがなで『ほとゝぎす』、のちに『ホトヽギス』『ホトトギス』と変更される。子規、高浜虚子、河東碧梧桐、内藤鳴雪らが選者であった。 |
「か」の段 |
隣の嫁 | 伊藤左千夫 | 新字新仮名 | 左千夫全集.第2巻 (春陽堂,1921)収録 | | 農家の次男坊・省作は隣に住む嫁・おとよへ密かな想いを無自覚に抱いており…。【長編】 |
仰臥漫録 | 正岡子規 | | 明治文学新選 (大倉広文堂,1932)収録(抄) | | 正岡子規の日記。子規の死去する前年の1901年(明治34)9月、10月の日記がおもな内容となっている。 |
吾輩は猫である | 夏目漱石 | 新字新仮名 | 漱石全集.第1巻 (漱石全集刊行会,1918)収録 | ■ | 中学校の英語教師の家に飼われている猫である「吾輩」の視点から描かれる人間模様。漱石の処女小説。【長編】 |
ほととぎす | 高浜虚子 (編集) | | | ■ | 俳句雑誌。1897年(明治30)に正岡子規の友人である柳原極堂が松山で創刊。子規、高浜虚子、河東碧梧桐、内藤鳴雪らが選者であった。 |
「よ」の段 |
宮本武蔵 | 吉川英治 | 新字新仮名 01-08 | | ■ | 二天一流の開祖でもある剣豪・宮本武蔵の成長を描く。実在の人物を元にしているが、小説の多くの部分は作者の創作から成る。【長編】 |
日本雑録 | 小泉八雲 | 橋の上で | | | 怪談集。伝承や「雨月物語」などから再話した物語が多い。原題は”A Japanese miscellany” |
怪人二十面相 | 江戸川乱歩 | 新字新仮名 | 怪人二十面相 (大日本雄辯會講談社,1936) | ■ | 大怪盗の怪人二十面相と、名探偵・明智小五郎やその助手・小林少年との対決を描く。少年向け推理小説。【長編】 |
山月記 | 中島敦 | 新字新仮名 | 光と風と夢 (筑摩書房,1942)収録 | ■ | 詩人となる望みに敗れて虎になってしまった男・李徴が、自分の数奇な運命を友人の袁傪に語る。【短編】 |
「た」の段 〜 「そ」の段 †
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タイトル | 作者 | 青空文庫 | 国会図書館DC | Wiki pedia | 概要・備考 |
タイトル | 作者 | 青空文庫 | 国会図書館DC | Wiki pedia | 概要・備考 |
「た」の段 |
桐一葉 | 坪内逍遥 | | 大いに笑ふ淀君・桐一葉 (春陽堂,1932)収録 | ■ | 関ヶ原の戦い後の大坂を舞台に、豊臣家の忠臣片桐且元の苦渋を描く。【歌舞伎の演目(6幕16場)】 |
平凡 | 二葉亭四迷 | 新字新仮名 | 平凡(新潮社,1933) | ■ | 元文士でいまは下級官吏の古屋雪江が半生を懺悔する告白体の物語。【長編】 |
伽羅枕 | 尾崎紅葉 | | 紅葉全集.第2巻(博文館,1904)収録 | | 吉原で全盛をきわめる佐太夫の半生記。【長編】 |
いちご姫 | 山田美妙 | | いちご姫(金港堂,1892) | | 公家の姫君から女盗賊へ、戦国末世を流転する美貌の烈女いちご姫の悲劇。【長編】 |
「れ」の段 |
刺青 | 谷崎潤一郎 | 新字新仮名 | 刺青:外九編 (春陽堂,1916) | ■ | 美女の体に己の魂を彫り込みたいという宿願を持った刺青師清吉は、ある日美しい女の足を見つける。【短編】 |
破船 | 久米正雄 | | 前編 後編 (新潮社,1923) | | 夏目漱石の娘筆子への失恋事件を描いた私小説。【長編】 |
不如帰 | 徳冨蘆花 | 新字新仮名 | 蘆花全集.第五巻 (新潮社,1930)収録 | ■ | 海軍少尉川島武男と妻浪子との純粋な愛情が、封建的家族制度の中で壊されていく悲劇を描く。【長編】 |
羅生門 | 芥川龍之介 | 新字新仮名 | 羅生門 (阿蘭陀書房,1917)収録 | ■ | 荒廃した都の羅生門で、仕事を失った下人は、盗人になることを躊躇っていたが…。【短編】 |
「そ」の段 |
明暗 | 夏目漱石 | 新字新仮名 | 明暗 (岩波書店,1917) | ■ | 会社員津田とお延夫婦を中心に人間関係が描かれ、物語は肉親の確執、見栄、夫の過去を疑う妻の疑心暗鬼を軸に展開する。【長編(未完)】 |
無名作家の日記 | 菊池寛 | 新字新仮名 | 無名作家の日記:他七篇 (新潮社,1918) | | 無名作家富井の、すぐれた才能を持つ文学仲間山野、桑田らへの嫉妬や焦燥の念を描く。菊池自身と芥川、久米がモデル。【中編】 |
路傍の石 | 山本有三 | 著作権存続中 | | ■ | 貧しい環境に暮らす優秀な少年吾一のひたむきな成長物語。【長編(未完)】 |
第四次新思潮 | 松岡譲 (編集) | | | ■ | 文芸雑誌。第四次は1914年(大正3)創刊。菊池寛、芥川龍之介、久米正雄、松岡譲らが参加し、大正文学の一つの拠点になった。 |
「つ」の段 〜 「な」の段 †
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タイトル | 作者 | 青空文庫 | 国会図書館DC | Wiki pedia | 概要・備考 |
タイトル | 作者 | 青空文庫 | 国会図書館DC | Wiki pedia | 概要・備考 |
「つ」の段 |
ジョン万次郎漂流記 | 井伏鱒二 | 著作権存続中 | | | 土佐沖で遭難後、異人船に救助され、米国に渡った少年漁師万次郎の半生を描く。【短編】 |
第百階級 | 草野心平 | 著作権存続中 | | | 草野心平の第一詩集。全編が蛙を主題とする。 |
都会の憂鬱 | 佐藤春夫 | | 現代小説全集 (新潮社,1926)収録 | | 失意のうちに田舎から東京に戻ってきた主人公は、日の当たらない崖下の家に無為の生活を送る。「田園の憂鬱」の続編。【短編】 |
グッド・バイ | 太宰治 | 新字新仮名 | | ■ | 妻子と同居するため、複数の愛人とうまく別れようと策を弄する男の姿をシニカルに描く。太宰の絶筆。【長編(未完)】 |
「ね」の段 |
堕落論 | 坂口安吾 | 新字新仮名 | | ■ | 評論。敗戦直後の混迷錯乱状況のなかで、人間の本質を洞察した。 |
俗臭 | 織田作之助 | 新字新仮名 (初出版) | | | 権右衛門は父の遺言を叶えるため、次々と商売を変え成功していく。初出版と改稿版で大きく異なる。【長編】 |
在りし日の歌 | 中原中也 | 新字旧仮名 | | | 中原中也の第ニ詩集。1934-37年の作品を中心に、58編を収録。著者の死の直前に書き上げられた。 |
火宅の人 | 檀一雄 | 著作権存続中 | | ■ | 奔放自在に生きる流浪の作家の懊悩と彼をとりまく女性たちの姿を描く。【長編】 |
「な」の段 |
新所帯 | 徳田秋声 | 新字新仮名 | 新世帯 (新潮社,1909) | | お作と見合い結婚した新吉だが夫婦仲はしっくり行かない。お作の里帰りの間に友人の妻お国が家に入り浸るようになり…。【長編】 |
田舎教師 | 田山花袋 | 新字新仮名 | 田舎教師 (左久良書房,1909) | | 文学青年林清三は、寒村の小学校教師として赴任する。文士に憧れるがやがて教員生活に埋もれてゆく。【長編】 |
独歩集 | 国木田独歩 | | 独歩集 (近事画報社,1905) | | 国木田独歩の小説集。「牛肉と馬鈴薯」「春の鳥」など9編を収録。 |
若菜集 | 島崎藤村 | 新字旧仮名 | 若菜集 (春陽堂,1897) | ■ | 島崎藤村の第一詩集。『文学界』に発表された51編の詩と序詩を収録。七五定型詩で青春の哀歓が歌われている。 |
「ら」の段 〜 「う」の段 †
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タイトル | 作者 | 青空文庫 | 国会図書館DC | Wiki pedia | 概要・備考 |
タイトル | 作者 | 青空文庫 | 国会図書館DC | Wiki pedia | 概要・備考 |
「ら」の段 |
あめりか物語 | 永井荷風 | | あめりか物語 (博文館,1908) | ■ | 短編小説集。主としてアメリカ遊学中に書かれたもので、荷風の移動に沿った旅行記風のものと創作とがある。24編収録。 |
何処へ | 正宗白鳥 | | 何処へ (易風社,1908)収録 | | 人生への懐疑にゆれる悩める青年健次を描く。【短編】 |
耽溺 | 岩野泡鳴 | 新字新仮名 | 耽溺 (新潮社,1918) | | 田舎芸者との愛欲耽溺の生活を描く。泡鳴五部作1。【長編】 |
文學界 | 北村透谷 (参加) | | | ■ | 明治期のロマン主義の月刊文芸雑誌。1893年(明治26)1月創刊。島崎藤村、北村透谷、田山花袋、松岡国男らが参加した。 |
「む」の段 |
南国太平記 | 直木三十五 | 新字新仮名 | | ■ | 幕末の薩摩藩、島津家で起きたお家騒動を題材とする歴史小説。【長編】 |
冥途 | 内田百閒 | 著作権存続中 | | | 短編小説集。表題作品『冥途』を含めた18編を収録。すべての作品が夢のスタイルで書かれていて、夏目漱石の『夢十夜』の影響がみられる。 |
地上 | 島田清次郎 | 第一部 (新字新仮名) | 第一部 第二部 (新潮社,1919-20) | ■ | 貧困の中で恋愛や社会の不正・不平等に目覚める思春期の少年を描いた青春小説としてスタート。作者自身の半生を脚色している。全4部構成。【長編】 |
大菩薩峠 | 中里介山 | 新字新仮名 01-41 | 第一冊 (春秋社,1925)*1 | ■ | 虚無にとりつかれた剣士・机竜之助の甲州大菩薩峠に始まる彼の旅の遍歴と周囲の人々を描く。日本で二番目に長い歴史小説とされる。【長編】 |
「う」の段 |
禽獣 | 川端康成 | 著作権存続中 | | ■ | 人嫌いで犬や小鳥を愛育している「彼」は、生き物たちの生死に昔の女を重ね見る。【短編】 |
黒い雨 | 井伏鱒二 | 著作権存続中 | | ■ | 広島市への原子爆弾投下より数年後、主人公の姪に縁談が持ち上がるが、やがて彼女に原爆症の症状が出始める。【長編】 |
李太白 | 佐藤春夫 | | 李太白 (而立社,1924) | | 盛唐の「詩仙」と称された詩人、李白の伝承を元にした物語。【短編】 |
走れメロス | 太宰治 | 新字新仮名 | | ■ | 友人を身代わりに処刑を三日間猶予されたメロスが、さまざまな障害を乗り越えて帰って来るまでを描く。【短編】 |
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