01/04 | 夢野久作 | 小泉八雲 | 今日もしんみりコワイお話を 聞きに来てくれたのデスね? | ■ |
夢野久作 | フフフ、精神に刻まれる恐怖も 私の興味を引くものですから…… |
江戸川乱歩 | 夢野さんの探究心は、 尽きることを知りませんね |
01/10 | 尾崎紅葉 | 山田美妙 | 紅葉はよくよく弟子達を見ていて 関心しちゃいますよ | ■ |
幸田露伴 | 俺も今になって弟子を持ったが 並の度量でできることではないな |
尾崎紅葉 | 長所を見定め、それが伸びるのを 見守っているだけのことよ |
01/19 | ポー | ボードレール | ポー様の新作……! おおぉぉ、 珠玉の言葉の数々がここに……! | ■ |
コナン・ドイル | 詩も小説も、多才な彼の 作風は今も健在のようだね |
ポー | 当然だ! あらゆる文学が 私の手の中にあるのだからな! |
01/20 | 徳永直 | 徳永直 | おっちゃん! こぎゃんとこで 寝てたら風邪引くばい! | ■ |
二葉亭四迷 | ……ああ、すまない 起こしてくれて助かった |
坪内逍遥 | 露伴君に弟子入りした影響か、 世話焼きに磨きがかかっているね |
岩野泡鳴 | 岩野泡鳴 | 鱒二! 次はマジに未明に勝つ から、将棋の特訓に付き合え! | ■ |
井伏鱒二 | はは、勝負事好きもここまで くると感心するな…… |
小川未明 | うん、泡鳴の諦めの悪さは、 ちょっとすごいと思ってるよ |
尾崎放哉 | 尾崎放哉 | 山頭火……これは一体、 何の集まりなんだ? | ■ |
種田山頭火 | 漱石さんも、自由律俳句に興味が あるらしいから連れてきたんだ! |
夏目漱石 | 放哉君の句がよいと言われまして 今日はよろしくお願いしますね |
01/22 | 田山花袋 | 国木田独歩 | 他の誰が言うよりも、花袋が 呼びかける方が人が集まるよな | ■ |
島崎藤村 | 取材するときも、花袋がいると 話がしやすかったりするしね…… |
田山花袋 | へへ、そんなに褒めても、取材の 手伝いくらいしかできないぞ |
01/25 | 北原白秋 | 高村光太郎 | 白秋さんと芸術の話をしていると 時間が経つのを忘れてしまうね | ■ |
三木露風 | 美を追求し芸術を吸収することが 詩作にも活かされるのでしょうね |
北原白秋 | まだ僕は満足していないのだよ 美の追求も、話の続きもね |
中野重治 | 徳永直 | 近頃は、論戦と言うよりも話を すること自体が楽しそうばい! | ■ |
小林多喜二 | 笑顔を浮かべながら話すことも 増えた。俺も嬉しく思う |
中野重治 | 色んな人が支えてくれたおかげ だよ……もちろん二人もね |
01/27 | ルイス・ キャロル | 宮沢賢治 | キャロルの写真は、どんな場所も 違う世界みたいににぎやかだね | ■ |
コナン・ ドイル | ああ、まるでドジソン君の言葉 遊びを思い出すような写真だ |
ルイス・ キャロル | あ、ありがとうございます…… 何というか、照れますね…… |
02/01 | 徳田秋声 | 国木田独歩 | 相変わらず、困ったときの 秋声って感じだな | ■ |
徳田秋声 | 僕を駆け込み寺みたいに 思われても困るんだけどね…… |
正宗白鳥 | そう言いながら、近頃は少し 面白がる余裕が出たようだな |
02/03 | 檀一雄 | 織田作之助 | 食堂のカレーもええけえど、 檀クンのは何杯でも食えそうや | ■ |
坂口安吾 | ああ、本当に百人分 持ってきてほしいくらいだぜ |
檀一雄 | ははっ、喜んでもらえて嬉しいが 腹を壊しちゃ元も子もないぞ |
02/09 | 夏目漱石 | 正岡子規 | お、弟子の作品を 見てるところだったのか | ■ |
夏目漱石 | ああ、誰もが腕を上げていて、 目を見張るばかりだよ |
森鴎外 | 夏目殿が見守っているからこそ、 弟子達は大きく成長できるのだ |
02/11 | 折口信夫 | 折口信夫 | 蛙……蛙やなぁ…… | ■ |
草野心平 | ぎゃ、ぎゃわずに何か 見えてるのかい? 怖いこと? |
柳田國男 | いや、蛙に興味があるだけだ 折口は蛙が好きなのさ |
02/12 | 直木三十五 | 直木三十五 | おいエイジ、こないだの論戦を 小説にしてやったから読めよ! | ■ |
吉川英治 | 何だと……! ならば 我も小説で返そうではないか! |
芥川龍之介 | 直木さん、思いつきも筆も早くて 本当に凄い人だなぁ |
02/15 | 井伏鱒二 | 井伏鱒二 | ははは、中也、落ち着いて この刺身でも食べたらどうだ? | ■ |
中原中也 | 井伏がそう言うなら 食ってやってもいいけどよぉ |
太宰治 | 酔った中也を簡単に宥めるなんて さすがは井伏先生だ……! |
02/17 | 森鴎外 | ゲーテ | 森さんの深い思いやりの心は、 見習うべき美徳です | ■ |
柳田國男 | ええ、厳しさも優しさもお持ちで 慕わずにいられない方ですね |
森鴎外 | 過分な賛辞だ。俺はすべきことを 全うしているだけだ |
梶井基次郎 | 川端康成 | 梶井さんは、美に敏感な上に、 泰然自若であり、自由奔放…… | ■ |
梶井基次郎 | そうかな? 俺は俺のありのまま を表現しているだけだよ |
三好達治 | 梶の、自由奔放に見えて拘りを 曲げないところは本当にすごいよ |
02/20 | 志賀直哉 | 志賀直哉 | お、有島、伊吾! 菓子を作った から、一緒に食わねえか? | ■ |
里見弴 | 志賀兄、食べさせる人がいるから って最近作りすぎじゃないかな |
有島武郎 | だけど、あの笑顔で 勧められると断れないよね…… |
石川啄木 | 石川啄木 | ん? 何だこの短歌? 俺様、こんなの書いたか? | ■ |
若山牧水 | はは、それは昨日酔って 書き殴ってたやつだな! |
吉井勇 | 酔ってこんな短歌が書けるとは、 とてつもない歌の才だぜ |
02/22 | 高浜虚子 | 高浜虚子 | 明日は句会、明後日は歌会、 来週は野球大会、次に写生会…… | ■ |
夏目漱石 | 虚子君は、相変わらず 皆の面倒を見てくれていますね |
正岡子規 | 肩の力を抜いてほしいのに、 つい頼っちまうんだよなぁ |
02/26 | 島田清次郎 | 島田清次郎 | いいか? 闇の力を操るには、 才だけじゃない、鍛錬も必要だ | ■ |
吉川英治 | だから君は毎日の自己鍛錬を 欠かさぬのだな! 流石だ! |
徳田秋声 | 島田くんが素直に教えてる…… 内容はともかく、いい傾向だね |
河東碧梧桐 | 河東碧梧桐 | おっ、変な鳥がいる! 二人とも、見に行こうよ! | ■ |
高浜虚子 | おい、待て、秉! ……まったく 秉は自由すぎる…… |
久米正雄 | その自由さが、周りの空気も 軽くしてくれるんですけどね |
03/01 | 芥川龍之介 | 直木三十五 | 芥川って所謂ドジっ子だよな お笑いエピソード満載だしよ | ■ |
菊池寛 | この間、煙草の代わりに 万年筆に火を点けそうだったぜ |
芥川龍之介 | 参ったね……。油断すると ついボロが出てしまうんだ |
03/03 | 正宗白鳥 | 坪内逍遥 | 批評精神の裏に優しさがあるから 誰もが彼の言葉を聞くんだね | ■ |
国木田独歩 | 頼るなって言いながら、意見を 頼まれると乗ってくれるしな! |
正宗白鳥 | 無視して問題を起こされたら 面倒だろう…… |
03/04 | 有島武郎 | 武者小路実篤 | 控えめなように見えるけど、 皆の頼れるお兄さんなんだよ | ■ |
国木田独歩 | 懐が広いんだよな。一緒にいると 自然と穏やかな気分になるんだ |
有島武郎 | そうでしょうか……だから、よく 近くで人が寝てるのか……? |
03/13 | 高村光太郎 | 石川啄木 | ああ見えて、譲らねぇところは 頑として譲らねぇんだよな | ■ |
草野心平 | そういう一徹さも、みんなに 慕われてるんだよね |
高村光太郎 | 自分の道を大切にしたい、 それだけだよ |
03/17 | 横光利一 | 川端康成 | 利一は……冬に静かに 燃える日輪でもある…… | ■ |
堀辰雄 | 静謐だけど燃えるような前向きさ ってことですね。その通りですね |
横光利一 | ありがとう。手前はその言葉に 相応しくあるよう、精進しよう |
03/25 | 島崎藤村 | 岩野泡鳴 | ちょっと冷たそうに見えるけど、 実は付き合いの良い奴だぜ! | ■ |
北村透谷 | 出かけようって誘っても、 滅多に断らないよね |
島崎藤村 | 君達といると楽しいからね…… 色々な意味で |
04/04 | 二葉亭四迷 | 夏目漱石 | 普段は寡黙ですが、口を開けば 熱い文学論を聞かせてくれます | ■ |
坪内逍遥 | 議論中に「ハラショー」と言う のは、特に熱中している時だね |
二葉亭四迷 | そこまで観察されているとは ……お恥ずかしい限りです |
中里介山 | 宮沢賢治 | 中里さんとお話していると、 ボクもがんばろうって思うんだ | ■ |
山本有三 | 後は、心の壁が低くなったのを みんなが知ってくれればねぇ |
中里介山 | 私の生き方は…… 君達が理解していればいい |
04/07 | 小川未明 | 鈴木三重吉 | 未明は、そっけない顔してるけど 優しいとこもたんさんあるんだよ | ■ |
新美南吉 | いつも貸してくれる本、ぼくが 好きなのばっかりなんだよね |
小川未明 | ……ちゃんと、最後まで 読んでほしいだけだよ |
04/09 | 佐藤春夫 | 井伏鱒二 | 佐藤さん、誕生日に欲しい物とか 何かないか? | ■ |
佐藤春夫 | はは、お前達がいつも通りで、 あとは新作でもくれればいいさ |
谷崎潤一郎 | フフ、相変わらず門弟たちを かわいがっているようですね |
ボードレール | ポー | 奴の美に対する厳しさ、鋭さは 一目置くべきだと認めてやろう | ■ |
ボードレール | はぁぁぁ……! ポー様に認めて いただけるなんて光栄です……! |
ランボー | よかったね、兄貴…… |
04/29 | 中原中也 | ランボー | 中也の詩は、情感に溢れている ……感性が鋭いんだ…… | ■ |
中原中也 | ……あー、その、ありがとよ…… |
若山牧水 | よかったなぁ、中也 よし、今夜は祝杯だな |
05/05 | 中島敦 | 泉鏡花 | 今では、「もう一人の彼」を語る ときも穏やかでいられるようです | ■ |
吉川英治 | あちらの彼とも、もっと色々と 語り合いたいものだな |
中島敦 | ありがとうございます 彼にも伝えておきますね |
05/12 | 草野心平 | 横光利一 | 草野さんの言葉を読んでいると 清々しい心持ちになる | ■ |
中原中也 | あいつの馬鹿正直な気持ちを、 そのまま形にしてるからだろうな |
草野心平 | えへへ、ありがとう! おいら、 二人の言葉も大好きだよ! |
武者小路実篤 | 武者小路実篤 | 志賀、有島! 今日もみんなの 文学を守るために頑張ろうね! | ■ |
志賀直哉 | 武者にああ言われると、 分かったって頷いちまうよな |
有島武郎 | 武者さんの力強さに、ついつい 引っ張られているんだよね |
05/14 | 斎藤茂吉 | 島田清次郎 | 細々と煩わしいと思うのに何故か 言うことを聞いてしまう……! | ■ |
芥川龍之介 | 茂吉さんが細かいのは、僕達を 案じてだとわかっているからね |
斎藤茂吉 | わかっているのなら改めろ 言わずに済むのが一番だ |
05/22 | コナン・ ドイル | 江戸川乱歩 | 普段は完璧な紳士ですが、心霊や 妖精と聞くと様子が変わりますね | ■ |
ルイス・キャロル | ええ、鋭い洞察力を、 妖精探しに集中させていますし |
コナン・ドイル | 今度は降霊会も行いたいと思う 二人も是非来てくれたまえ |
05/29 | 内田百閒 | 鈴木三重吉 | 百閒が話すと、どんなことでも 楽しそうに聞こえるんだよね | ■ |
芥川龍之介 | ついつい話に引き込まれて、 何時間も聞いてしまいますね |
内田百閒 | そう言ってくれるなら、お次は 鉄道の話を聞かせようかな |
06/14 | 川端康成 | 横光利一 | 川端といると、沈黙も気持ちの 良いものに感じられる | ■ |
堀辰雄 | 言葉は少なくても、気遣いが 伝わってきますよね |
川端康成 | 受け取ろうとする者がいる ことが、幸運なのですよ |
06/19 | 太宰治 | 檀一雄 | 仲間を鼓舞して、周りを引っ張る リーダーに成長しているよな | ■ |
太宰治 | ふっふっふ、俺は天才だから リーダーシップもあるわけ! |
織田作之助 | 褒めた途端にこれや…… 調子に乗るんは変わらんわ |
06/22 | 坪内逍遥 | 広津和郎 | 普段は穏やかだが、演劇や文学に 対しては熱い心を見せてくれる | ■ |
小川未明 | 先生らしく、知識を与えるのも 惜しみない人だしね |
坪内逍遥 | 私はただ役に立ちたいだけだ、 そう褒められると照れてしまうね |
06/23 | 三木露風 | 永井荷風 | 三木くんは、紳士的な振る舞いに 深い情緒を垣間見せる人だね | ■ |
北原白秋 | 自然への愛、宗教的な愛と、 愛情深いのが本来の彼なのだよ |
三木露風 | いえ、まだ足りません 私はもっと深く祈らなくては |
06/27 | 小泉八雲 | 小泉八雲 | 柳田サン、今日も、不思議な話を 教えてクダサイ! | ■ |
柳田國男 | ああ、文献調査をしていて貴方の 好きそうな話を見つけました |
小川未明 | 八雲先生は相変わらず、この国の 不思議なものが大好きだね |
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