坪内逍遥

基本情報 †

No.023	名前
	坪内逍遥 (つぼうち しょうよう)
	誕生日			派閥
	6月22日			なし
	レアリティ	精神	武器	文学傾向
	金	安定	刃 / 鞭	純文学
	ステータス (初期値)
	技術	天才	美	主題	真実
	40	40	40	43	40
	代表作
	小説神髄、当世書生気質
	趣味嗜好
	芝居、歌舞伎鑑賞
人物紹介
｢食事をしながら文学論を語る…… これほどハピネスを感じる時間はないよ｣ 近代文学の最も偉大なる開拓者と呼ばれた男。 翻訳家としても活躍していたためか言葉の節々に英語が混ざる変わった言葉遣いをする。 人から頼りにされると喜んで引き受ける一方で、先生と呼ばれることを嫌うシャイな一面がある。 二葉亭四迷とはかつて文学を語り合った親友。 羊に関するものを集めることが好き。

ステータス参考値 †

※詳細は文豪の初期値と強化方法参照

全身画像 †

+

※ネタバレ注意

通常 潜書 + 指環装備 潜書 + 耗弱 耗弱 + 表情差分 笑顔 微笑 困惑 驚き 怒り [添付] + 衣装1　開花で入手 + 衣装2　散策で入手 + 衣装3　イベント「アカとアオの錬金研究〜秋星期〜」で入手 + 衣装4　イベント「奇襲作戦「真実一路」ヲ浄化セヨ」で入手 + 衣装5　イベント召装「文机ヲ燈ス」で入手 + 衣装6　イベント召装「添イ寝ノ友」で入手 + 衣装7　イベント召装「夏花火咲ク」で入手 + 衣装8　イベント召装「行く年来る年」で入手 + 衣装9　イベント「炎昼は水瓜に集え」で入手 + 衣装10　未実装 [添付] + 衣装11　未実装 [添付]

回想 †

回想数:12［有碍書:04　散策:02　食堂:01　誕生日:04　特別:01］

手紙 †

ボイス (CV:関俊彦) †

参加イベント †

ゲームにおいて †

• 2017年9月6日〜9月20日に開催されたイベント『特別要請「当世書生気質」ヲ浄化セヨ』にて実装された。
• 2020年7月18日に限定召装 千ト一夜ノ御伽噺で指環が実装された。装備させると武器種が鞭になる。

元ネタ †

1859年6月22日（安政6年5月22日） - 1935年（昭和10年）2月28日

• 小説家、劇作家、評論家、翻訳家。西洋文学への関心を高めていくうちに、東西の小説観の落差を自覚、
  1885年(明治18年)評論『小説神髄』とその実践である小説『当世書生気質』を発表、写実主義を提唱し、日本の近代文学の先駆者となった。
  二葉亭四迷をはじめ、逍遥の近代文学論は広く大きな影響を与えたが、自身は1889年(明治22年)の『細君』を最後に小説の筆を折った。
  1891年(明治24年)、雑誌『早稲田大学』を創刊し、後進の育成に努める。
  シェイクスピアの研究・翻訳に尽力し完訳。また、文芸協会を主宰して新劇運動を展開し、日本に近代的な演劇を確立しようとした。日本近代文学、演劇の発展史上に大きな功績を残した。
  （参考　コトバンク 百科事典マイペディア「坪内逍遥」）

• 東京大学文学部を卒業後、東京専門学校(早稲田大学の前身)の講師となり、のち早稲田大学の教授となる。
  東京専門学校では1890年(明治23年)に逍遥を中心に、日本最初の純粋な文学研究学科として文学科が設置された。
• 近代文学の礎を築いたとして、尾崎紅葉、幸田露伴、森鴎外と並んで「紅露逍鴎時代」と呼ばれた。

• 未年生まれで羊をこよなく愛し、羊の品物を集める趣味があった。また、別号として羊にちなんだ「小羊(しょうよう)」を使っていた。
   
• 台詞の元ネタについて

  +

  ネタバレ注意

  図書館の「新しいことは提案できても、自分では中々それを実行できない」は、『小説神髄』で心理的写実主義を提唱したが、『当世書生気質』など以降の著作でそれが実行しきれなかったことから。 潜書時攻撃(急所)の「ノベルの真髄は人情なり」は、『小説神髄』の「小説の主脳は人情なり、世態風俗これに次ぐ。」から。ここで述べられている「人情」は人間の心理を指す。 筆殺奥義の「どんなに長くとも、必ず夜は明ける！」は、シェイクスピア『マクベス』第四幕第三場「The night is long that never finds the day.」から。坪内逍遥訳は「永久に明けないと思へばこそ夜が長いのである。」 他に「明けない夜はない」などと訳されている。 会派編成の「さあ、私も舞台のプレイヤーとなりますか」は、シェイクスピア『お気に召すまま』第二幕第七場「All the world’s a stage,And all the men and women merely players;」からと思われる。坪内逍遥訳は「人間世界は悉く舞台です。さうしてすべての男女が俳優です。」

• 耗弱・喪失時の台詞について

  +

  ネタバレ注意

  図書館の「人生は、歩いている影に過ぎん」と「やがてもう噂もされなくなる、惨めなスタァだ」は、シェイクスピア『マクベス』第五幕第五場(坪内逍遥訳)「人生は歩いてゐる影たるに過ぎん、只一時、舞臺の上で、ぎっくりばったりをやって、 やがて 最早もう噂もされなくなる慘めな俳優だ、白癡ばかが話す話だ、騷ぎも意氣込みも 甚えらいが、 たわいもないものだ。……」から。 補修の「私がこの世にいるべきか否か……それがクエスチョン」は、シェイクスピア『ハムレット』第三幕第一場(坪内逍遥訳)「世に在る、世に在らぬ、それが疑問ぢゃ。」から。原文は「To be, or not to be: that is the question.」 「生きるべきか死すべきか、それが問題だ」の訳が知られている。

• 回想の元ネタ・相手との関係について

  +

  ネタバレ注意

  有碍書回想「坪内と森」 + ... 「没理想論争」は1891年(明治24年)から翌年にかけて、坪内逍遥と森鴎外との間で行われた文学論争。近代最初の本格的な文学論争として知られている。坪内逍遥が『早稲田文学』に掲載した「シェークスピア脚本詳註」内の「我にあらずして汝にあり」を森鴎外が『しがらみ草紙』に載せた「早稲田文学の没理想」で批判したことに始まり、この二誌を主舞台に展開された。 〈没理想〉とは、理想や主観を直接表さず、事象を客観的に描く、あるいはそのような態度で描かれた作品の特質をいう。逍遥がシェークスピアの作品をそのように規定し、文学の没理想性と記述による帰納的批評を説いたのに対し、鴎外は価値判断の基準の重要性と美の理想を主張した。 （コトバンク 百科事典マイペディア「没理想論争」より引用） 有碍書回想「坪内と小川」 + ... 小川未明は東京専門学校卒で、坪内逍遥から指導を受けている。処女作「漂浪児」発表時に、逍遥から「未明」の号を与えられた。 有碍書回想「二葉亭と坪内」 + ... 回想内の二葉亭の台詞は、二葉亭四迷「予が半生の懺悔」の『浮雲』に関するくだりから。 二葉亭四迷は1886年(明治19年)1月24日、坪内逍遙を初めて訪問し、『小説神髄』に対して己の疑問と創作論をぶつけた。その後逍遥の勧めで『小説総論』を発表、翌1887年(明治20年)6月20日に『新編浮雲』を坪内雄蔵（逍遥の本名）名義で刊行した。 有碍書回想「幸田と坪内」 + ... 回想内の「いえ、逍遥さんは俺の人生を変えた方ですから、少しも誇張はありません」は、幸田露伴が坪内逍遥の『小説神髄』を読み、文学の道へ志す情熱が芽生えたことから。

• 手紙の元ネタ・相手との関係について

  +

  ネタバレ注意

  夏目漱石 + ... 手紙のシェイクスピアの話は、夏目漱石が坪内逍遥翻訳の「ハムレット」を観劇し、批評文「坪内博士と『ハムレット』」を書いたことからと思われる。 小泉八雲 + ... 小泉八雲は、1903年(明治36年)東京帝国大学を退職し、翌年の1904年(明治37年)4月から東京専門学校（早稲田大学の前身）の講師を務めている。 招聘には逍遥が関わり、八雲が赴任してから親交を深めていった。

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